こんにちは、ただのおばちゃんです。
うちの子、多動症かもしれません、
診断や検査、受けに行ったほうがいいのでしょうか、
投薬すると記憶力がよくなりますか?と
ご質問いただきました。
えー。実際はもう少し踏み込んだ話になりましたけれども
ここはブログ形式ですので
おおざっぱな考え方のみお伝えします。
一介のただの発達マニアおばちゃんの戯れ言である事を念頭にお願いします。
診断や検査に何を期待するかによります。
実も蓋もありませんが。
期待も何も、投薬が必要なのか必要でないのか
専門家に判断を委ねたいという親御さん多いですが
落ち着いてください
専門家は
未来予報士ではありません
そもそも、規格外を扱う領域ですから
こういうかんじだとこういうパターンが多いかな、
くらいのことは言えても
統計的客観的な根拠はないです
あなたのお子さんに一番詳しいのは
あなたのお子さん自身と、そこからマンツーマンで毎日学べる親御さんです
これはほんとうに大切なことなのでもう一度言います
お子さん自身の価値観と将来、家庭の価値観に
いちばん近い場所にいるのは、親御さんです
え?子ども本人の人生でしょ?
とおっしゃる親御さん、
お子さんはもしかして発達、ではない、
あるいは発達凸凹を甘く見ているのではないでしょうか??
(違ったらごめんなさい)
本人に未来を見据えた責任ある行動なんて
望めそうにない、というのが多くの「もしかして発達…」です
※例外ももちろん多々あります
親御さんが不安で、
受診はしたい、あるいは、検査は受けたい
客観的な第三者をはさみたい、というお気持ちになるのはとてもよくわかります
わたしもそうでした発狂しそうでした!発狂してたかも。
ちょっと落ち着いて、考えを書き出して
整理してみてはいかがでしょう
どうしたいのか、
はっきりさせた上で、相談先を選んで伝えないと
ミスマッチが起こりやすくなります
現在発達障害という言葉が独り歩きしていますが
診断済みの発達障害のうち、
多くは、障害というよりも
体臭がきつい、のような
本人が気づきにくいけどまわりに煙たがられる体質に近いのです
体質ですので、
消毒薬が欲しいのか、
みょうばんを試したいのか
いい匂いのシャンプーを買うのか、
あかすりに行くのか、
毎日お風呂に入れるのか、
はたまたアポクリン除去手術に踏み切るのか
いろんなアプローチがありどれが正解ということはありません
しかし
医療エステに相談したら
アポクリン腺除去までひとっとびでしょう
いざ向精神薬を処方されてしまったら
ショックと感じて
飲ませない方も多いですね
それなら医療機関に行く意味は何なのでしょう
将来繋がっておいたほうがいいから、という先輩保護者は確かにいらっしゃいますが、その方々のお子さんとあなたのお子さんは別の人で、ひょっとしたら、中途半端に診断があったために将来厚生障害年金がもらえないかもしれません*1。医師も別の人でしょう。
お子さんに不得意があるように、
相談先にも、役割があり、得意不得意があります
目的によって相談先は変えるべきです
傷ついた傷ついたというからどうしたかと思ったら
欲しくない手帳、受給者証
欲しくない薬
欲しくないアドバイスの窓口に特攻していたなんていうこともあります
お母さん気にしすぎですよ!取り越し苦労ですよと言ってほしいのか?
ただのわがままor無能ですよと言ってほしいのか?
薬を飲ませたいのか?
公立園や学校での加配、あるいは通所施設受給者証といった福祉が欲しいのか?
幅広い知識が欲しいのか?
凸伸ばしの専門家に凹ならし的療育を求めても
素人未満の答えしか返ってきません
本来は第一にお子さんの状態と気持ちありきです
しかし、現実はそうもいきません
保護者の精神状態を最優先しなければ継続的に関わることができなくなるため
親のためか子供のためか支援のターゲットがわからなくなってしまっているなあという
公的支援も見受けられます
二重のミスマッチに対応できるほどの機関はそうそうありません
せめて保護者の意図は明確にしておきましょう
支援級志望ならすぐに自治体の指定した面談を予約して受けさせましょう
薬もらっても飲ませるつもりがないとか、
問題先延ばしのために飲ませるならば、受診の意味ってなんなのでしょう
診断つけたくないなら、検査もどちらかというと無駄と趣味の間ぐらいでは(検査は、私は、かえって誤解のもとになりやすいのではないかと思います)
公的支援の理念に疑問を感じる方も、検査は無駄。
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奥歯に物の挟まった公的な立場の人々や、支援事業所等、やけに自信満々な営利企業の方々に振り回される時期があってもいいとは思います
しかし、最終的には 公的資金のはしごは外されると見なしたほうが無難です
親が我が子の専門家となり、
特性と緩和の折り合いの付け方をお子さんと試行錯誤し
誤学習をしない思考回路を構築する手伝いを続けた方がよいです
検査を受けると、地域によってはとんとんと福祉に繋がれます
そこで断るのは、ものすごく勇気がいることで、ほとんどの人は勧められるがままに福祉に頼り始めてしまいます
公的支援を受け放課後デイで時間を潰させてしまうと、そのときは平和になったとしても、親のコミット力は伸びにくくなります
「途絶える支援に頼ってしまったことで失うもの」の大きさが表面化するのは、
福祉のはしごが外されたあとです
子どもが減ってきています、社会に余力はありません
ガチの障害者か犯罪者予備軍でなければ
じゅうぶんな支援は受けられなくなります
はしごは外されます
公的支援に未来を委ねて大丈夫ですか?
ご注意ください
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*1:これはまぁうん、なんていうか…うん。ごめんはっきり言えないけど