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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【質問箱5-2】嫌がられてるのにわからない!

続きです。
前回はこちら!
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ここからは斜め上から行くよ!!!!!
ご質問者様にとっては、聞きたくない言葉もあると思いますし、異論もあるだろうけど、
「そういう見方もありますな」
ぐらいに受け取って頂けたら…。ほら、名探偵コナンで小五郎のおっちゃんが言ってる話みたいなかんじでいいんで。

国内留学という考え方

発達障害グレーゾーン児にとって、集団にいるというのは、異文化圏に留学しているようなものです。

集団生活の恩恵を受けられる程度には、留学先の情報を持たせて送り出すのが、親として示せる誠意だろうと思ってます。まわりの子たちに配慮させようって親御さんもいらっしゃいますけど、ったって、ねぇ。

「学校や集団心理は異文化だと思うといいらすぃ。どんなところが違うのか、他の子たちがどうしているのかを探る探究活動をして来て、教えてくんない?」
と伝えるのが吉でしょう。

勝手に設定を加えていきます!

アスペルガーっぽい子と決めつけちゃいます。
頭は悪くない。クラスメイトのおしゃべりに参加したい!でも嫌がられる!そんな場合の注意事項を書きます。

ボール遊びとかゲームだと一部微妙に違いますが、あるあるとしては、

・異文化圏にいることに無自覚(日本で犬肉大好き、とか言っちゃう犬食圏からの留学生をイメージしてください)

・ルールや自分の意見、あるいは合理的な意見を、リーダーや多数派の意向よりも尊重する(これって、定型文化においてはいつ裏切るかわからない異分子って判定になりがちなの。是々非々だと、固定の仲間を得にくいのよ、定型が支配するコミュニティでは。)

・自分はほめられたがるが、仲間や仲間のアイディアはすごーくよくないとほめない(相互承認供給システム加入者として不適当)

・家や塾など、別のコミュニティを優先している

こんなかんじですと、よっぽど成熟したコミュニティでないと排斥されます。*1

いや、排斥されてなんぼよ、ナチュラルボーン発達障害グレーゾーンなんてね、自分が正しい、自分だけが正しい、あいつらみんなクソでアホ、ていうか人生とは茶番、って思い込むのがお家芸なんだもん。

優しい世界じゃ、子ども時代だけぬくぬく幸せで、ゆでガエルになるだけ。

コミュニティブレイカーはお呼びでない。よっぽど付加価値がある人間なら別だけど。

「悪いことをしてるわけじゃない。間違っていることを、間違っていると言うだけ。コミュニティブレイカーだなんてひどい」
ってお気持ちもあるかもしれません。

共同体が間違った方に突き進むのを止めようとする「理性」としての機能をもたらしているつもりでもね、共同体の価値判断基準を軽視してたら、コミュニティブレイカー認定されるちゃうわよ。

仲間になるためには、それ相応の対価を支払う(価値、利益を提供する)必要があります。

そうまでして…と思うでしょうか。
今すぐは実にならないように見えても、ゆる支援では、黒歴史、つまり苦い記憶が、プライベートな教材となります。そして、定型社会にも適応する力をもたらしてくれます(もちろん、訓練中の消耗がひどければドクターストップです)。
そう考えれば、そうまでして、ってほどのマイナスはないはずです。

黒歴史を健全利用

発達障害グレーゾーン児が黒歴史なしに育つなんて夢物語です。

排斥された経験を
「ショックだったけど、あれがなかったら大事なことに気付けなかった」
「なんだかんだためになった」
と感じられるように、脳の癖をつけ直していきます。


当所では、
「この子とこの環境とこのご家庭と経済力とこの学校の場合」
を徹底的に分析し、取り入れ方の指導とフォローを行います。

小学生の考え方を、ナチュラルボーン発達障害グレーゾーンから、禅宗っぽい考え方にずらしていくというプロジェクトです。

確かに難しそうですね。でも、友達や好きな先生がいないなら、できます。

友達や先生の影響を受けてしまわないがために、かえって、本格派の幸福体質を作れるのです。

親御さんがその子にとって
「相対的に最も心地よい存在」
になれば、ゆらぎやファジーさを楽しむという、生存本能レベルに閉じ込められた機能を少し引き出すのは、たやすいです。よそでひどい目に遭わされているときは、健全育成のチャンスなのです。

((あ、早く行けとか歯磨きしろとか持ち物チェックしたかとかって、AmazonアレクサやGoogleHomeのリマインダーに言わせた方がいいよ。親の声で毎日ダメ出しが続くと、親の声全般シャットアウトしちゃうんだ。どーせろくに届きもしない言葉のせいで、本当に大事な時に親の言葉が脳を素通りしてしまうよ。毎日口酸っぱく言ってもどうせ聞いてくれないなら、アレクサに言わせておこう。アレクサの言うことならうちの子聞いてくれますかって?知らん。でもね、お安い外注により親の責任薄まるので無駄なイライラがなくなるよ、眉間のしわや10円はげに効く。お安いのもあるよ、機能少ないのは1980円から、リマインダーはかけられるよ。wifi飛んでるおうちね

) ))

ゆる支援

負担の少ない、現実的な、そして本人が短期的にも効果を実感できる方法でないと、異文化解明のモチベーションは続きません。

また、記憶力のいい子の支援は、初手で手抜かり(ほめほめ一辺倒療育とか)があると、某みずほ銀行のシステムのようになってしまいます。


逆に、ゆる支援ならば本人が短期的な効果も実感でき、面白がって続けてくれますし、初手で抜かりなく導入できればその後はバグ発生は稀ですし、自己修復も可能。一生使えるプログラムです。


お子さんの
「死にたい」
を聞きたくなければ、大いなる茶番を含め、学校というお化け屋敷か起震車かを面白がれるように仕向けていきましょう。

努々、学校に正しさを要求してはなりませぬ。発達障害グレーゾーン児は、ほっといたら正しさに溺れて死にます。ゆらぎを楽しめるようにする工夫は発達障害グレーゾーン児子育てに不足しがちですから、学校を使って
「補う」
とお子さんと戦略を共有しましょう(思春期以降、問題がどんどん深刻化していくご家庭をプロファイルすると、悪い環境というより、正しすぎる環境、っていうケースが思いの外多いらしい。正しさが、家族ぐるみで過剰に供給されて、ますます正しさへのこだわりを深めていってるよ)


ゆる支援の使い方

当所はいろいろ書いていますが、すべてを踏襲しろと言っているわけではありません。ここ外さないでねっていうのは
・バランス!!(人を信じすぎる子は信じさせすぎないように身近な大人はイイカゲンになれ、信じなさすぎる子は捨て犬の心のケアのようなフェイズが必要。)

・幼少期の抑圧体験はむしろラッキー。

・我が子はともかく他人(配偶者やきょうだい含む)の言動を強引に変えさせようとするな。受け取り方を調節すればダメージ軽減できる。どうしてものときは北風と太陽の太陽や、スパイとなるなど、戦略的に。

・お子さんの育成戦略はお子さんと共有せよ。

とかですかね。お子さんや親御さんが
「それちょっとやってみたい」
「うちの子喜びそう…」
というもののみやってみてください。

おばちゃんトークはフィット感重視でご調整できますので、ターゲット絞れてないこのブログよりずっとわかりやすいそうです。

ゆる支援が進めば、こういったご心配部分も、機嫌いいときのお子さんに伝えておくだけで、お子さんがバランスを取り始めます。


続きます!

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フツーの子お断り!ご相談承ります。共に悩み、共に泣き、共に背負い、共に調べ、共に語り、共に笑いましょう!
お問い合わせはdoctorqolt@gmail.com
noudeka.com

*1:あと、誰も言えないけど、においも要注意。皮膚感覚過敏や香料アレルギーで洗剤を使わないご家庭のお子さんは、流行の匂いをまとった子どもたちの中ではかなり異端。犬猫には人気なんです、犬猫は人を見る目がある!って現象の半分はこれ。親御さんも同じ匂いだから気付けないし、学校の先生とか支援員も口が裂けても言えない。 「獣のにおいがするよ、くさいよ。」 「日光消毒したほうがいいのでは」 なんて言えるわけがない。気付かせてもらえず、静かに世界が遠のいていく。優しい世界の厳しさよ。


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