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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

勉強中叱り、ゲーム中フリー。偏らないわけがない

今日のおばちゃんはいつもより20パーセント増しで狂ってます!よろしくお願いします。

 

※ゲームとは、今回はコンピューターゲームの類いを指します

 

こんにちは、ただのおばちゃんです。今日は、スパルタ式ゲーム指導でしつけを行う手法を綴ります。

 

勉強中の鉛筆の持ち方、姿勢の悪さについて、また、ゲームにはまりすぎることへの相談を受けることがよくあります。

 

待って!

彼らの問題は、ゲーム依存ではありません。

 

承認依存と、それに伴う承認を渇望していることであり、ゲームに依存するのはたまたまです。

 

なんでもいいのです、承認が受けられるほうへと、偏りを強めてしまうのです。

 

以前、勉強をしない子に対し、勉強中に叱るのはおすすめしないということを書きました。

 

correct-me.hatenablog.com

 

 

いわゆる勉強中は、ほめまくり、承認しまくるのです。わかる!できる!が脳のごほうびになるまでは、ほめまくってよいです。

 

ただ、ほめに酔ってしまい、ほめられないと伸びない、となってしまう弊害があります。

そうなると、成長機会が限られてしまい、困りますね。

 

そこで、ゲーム中、徹底したスパルタ、パワハラで伸ばし、バランスをとるのです。

 

 ☆叱っちゃいけない?わけじゃない!

 

近年、発達障害への関心が高まりました。

お子さんが発達障害だとみなすと、叱らない子育てを施そうと心がける方が激増しています。

多くの療育者が、叱責しすぎの引き起こす二次障害を恐れています。

 

意識の高い親御さんは、叱らない子育てを徹底する傾向があります。

 

 

ところが、一周回って、叱責されなさすぎによる問題が浮き彫りになってきているのです。

 

ドラえもんのいたわりロボットのように、問題行動ごと認めてくれる存在は、諸刃の剣でもあります。

 

共に過ごせる一時は幸福であるけれども、いたわりロボット以外の、親身に苦言を呈してくれる存在を疎ましく思ってしまう傾向が強まるからです。

自己受容をすすめるために、一時的には必要ですが、幼児期から青年期までずっと寄り添いロボットに承認され続けていたら、のび太でなくても人格が壊れます。

 

かといって、では叱りましょう!、ということではありません。

 

承認と叱責のバランスをとるのです。

 

徹底的な承認がされている状態であれば、どれだけ叱責されても、精神的なダメージはほとんど受けません。

 

親を敵に回してでもやる気を失わないことがあるならば、それは衣食住を与える親の承認よりも強い、徹底的な承認を与えられている状態です。

そのときを、しつけのチャンスとして、叱責から学ぶ経験をさせるとよいということです。

 

 

☆スパルタ式ゲーム指導

 

マナーや態度、効率、優先順位の遵守等について

テレビやゲーム中に、積極的に叱責するという手法をご紹介します。

 

テレビやゲームを嫌いになってしまったらすごく困る、というご家庭は別ですよ。

 

実際に成功例があります。

 

 

具体的に、どのようなことをするのでしょうか?

 

集中時の姿勢、態度、片付け、コントローラーの置き方、持ち方、渡し方、電源オフ、回復魔法を使うタイミング、ノート取り、振り返り、フィードバック、展望を持つこと…
強めに要求し、叱責も辞さないという強硬姿勢で行います。

 勉強道具をきちんと片付けないことを怒ったら、勉強道具開かなくなりかねませんが、ゲームなら、投げ出してくれてもかまわないですし、実際には投げ出さないことがほとんどです。


ゲーム好きになぜなるのか。

そもそも、なぜあんなにゲームにはまるのでしょうか?

 

ゲームは、自分の指等の動きを確実に承認してくれます。

また、RPGのフィールド上で、アクションゲームのステージでは、自由な試行錯誤を、自分自身のプライドは痛めずに繰り返すことができます。

さらに、話題になるようなゲームは、ステップアップの困難さと、達成感のバランスが絶妙です。

頑張ったら世界が広がった、という「やりがい」を感じさせてくれます。

しかも

「エリート親よりもうまくできる」

という優越感を抱きやすいです。

 

徹底的な承認・優越感がゲームからもたらされていて、かつ、理性が弱いと、ゲームをやめられなくなります。

 

逆に考えましょう。

ゲームを利用しますと、厳しいしつけや理性のコントロールを、成長の楽しみに変えることがたやすいということです。

 

 

☆驚きのしつけ!

 

ゲームしつけは、効果的ですが、導入のタイミングが重要です。

思春期以降は困難ですが、無理と決めつける必要はないでしょう。

ただ、早いほうがお互い楽だと思います。

 

携帯型ゲーム端末は小さく、ミスを指摘しにくいので、テレビやパソコンがやりやすいです。

 

態度やマナーが身に付いていなくても、いったん横置きすることを宣言します。ただ、「○歳○か月からは、ゲーム以外でも、同様のマナーを要求します」等、約束やルールというよりは、クーデター起こした国家のリーダーみたいなかんじで。

 

☆まさかの手法暴露

 

・電源は両手で入れる。機械が立ち上がるまで、起立、ロゴが出ている間、礼をする。

 

・ソファ不可。正座。リモコンは常に両手で丁寧に扱い、美しく持つ。置くときも両手、音を立てたら「音を立てるなマナーがなっとらん!!」と一喝

 

早速、これです。いかがでしょう。

狂ってる?

そう、狂ってます!

 

どんどん行きます。

 

・RPG等のフィールド移動中、1歩でも無駄に動いたら罰。ピコピコハンマー等でひっぱたくのも可。

 

「喝!死にたいのか!!」

「1歩に笑うものは1歩に泣く!!この1歩で全滅させられるかもしれないんだぞ!!」

「油断大敵!!

「やる気がないなら○ね!!」

「やる気がないならやめちまえ!!!!!」←パワハラ耐性、作業精度向上

この言葉、ゲームしながら聞きなれておけば、ダメージ受けずに免疫だけつきますからね。

 

・村人等、トークを読む精度とスピードを要求する。

同じ話をする同じ村人に2回話しかけたら「人の話は一回で聞け!!」「そんなんだからミスるんだよ!!」「やる気あんのか!!」と叱責。

 

・マリオ等で、取るべきコイン、アイテムを取り損ねたら

「ぼけっとしてるからだろ!!」

「いいかげんにしろ!!そんなんでやってけると思ってるのか!!」←注意力と作業精度、パワハラ耐性向上


・マリオカート等レースゲームで、アイテムを取らずにアイテムゾーンを通過してしまったら、

「チャンスを活かさない奴に未来はない!!」「お前なんかにできるわけないと思ってたよ!」「やる気がないならやめちまえ!!」「おやつ抜き!!」←集中力とパワハラ耐性向上


・ADHD×マリオカートならば、その日指定されたプレイ回数の最後に、規定条件を守って走行するようにする(コースからはみ出ない、アイテム取りこぼさない等、4分以内←タイムは長めに)

条件クリアできなければ、罰を与える←集中力と自己コントロール力、プレッシャー耐性向上、罰で凹まない心を育てる

 

・ドラクエ等ロールプレイングゲームは毎回記録ノートを取り、ストーリーを振り返り、親に説明できるようにする。

論理性がなかったり分かりにくかったりしたら指導。
使ったアイテムと手に入れたアイテムをリスト化し、報告連絡相談を行う。

達成できたこと、できなかったことなど、指定字数制限に過不足なく反省を書く。

親に見せ、評価を受ける←ノート力、振り返り力強化、作業精度向上と効率化の徹底

 

・村人の会話等から漢字書き取り、読み取りテスト

 

・魔法や武器の名前の語源を調べさせノートに書かせる。調べが甘ければダメ出しする

(テストはしません。満点の取れない一般のテストを嫌いになるだけなので)

 

いかがですか、ちょっとおばちゃん頭おかしいんじゃないの、と思われましたか?

 

特殊な手法ですのでみなさんにお勧めするわけでは全くないですが、

生命エネルギーはあるけれど、叱られるとやる気をなくすお子さんに、
仕事に生きる試行錯誤力、打たれ強さ、レジリエンスを身に付けてもらいたいとき、劇的に有効な手法です。

 

このような厳しい叱責を受けると、その悪い言葉を他者に向けて言ってしまうのでは?という懸念、

親を嫌いになるのでは?という懸念、

ええ、ごもっともです。あり得ないことではないですね。

 

この手法はミドルリスクハイリターンの手法です。

ローリスクミドルリターン主義の当研究所としては、積極的におすすめするものではありません。

でも、リスクのない手法なんてないのです。

 

発達障害子育ては、時間との戦いです。どの時点でどこまでリスクをとるか、問い続けなければ、時だけが過ぎていきます。

 

☆効果覿面!?

 

実際にやってみますと、子ども本人の心は、ゲームによって徹底的に承認されているので、無事なのです。

 

叱責のダメージは最小限になるため、叱責に含まれる指導内容が心に届きやすくなります。

 

 

また、好きなことを題材としていますので、苦手意識のあるノート取りや感想書きも捗りやすいです。

より分かりやすく書くなどの工夫に向かいやすくなります。

 

 

嫌いなことをやっていて叱責されて成長できる発達障害児は多くありません。

 

好きなこと得意なことをしながらスパルタ式しつけでメンタルを強化し、

これって勉強、学習、仕事に役立つよね!とリンクさせていく手法は、理にかなっているのです。

 

叱責=苦痛、叱責=無理、とは限らない、叱責も受け止め方次第で上達(成長)に役立てられる、という実感を刷り込むことができます。

 

ゲーム以外でも、叱責=無理、ではなく、冷静に「あ、叱責来るわ」「叱責来たな」と受け止められるようになります。

 

 

社会の荒波から、叱責をなくせる日は来るでしょうか。

私は、来ないと思っています。

叱責や罵倒を排除した子育ては徹底できても、叱責や罵倒のない環境は徹底が困難です。

 

叱責がいけないのではないのです。

承認がないのに、叱責するから、いけないのです。

 

承認されて、落ち着いていれば、受けた叱責を、上達や効率化に役立てることができます。

 

ゲームは、徹底的に承認を与えてくれます。そして、過集中を起こさせますよね。

徹底的な承認のために、のめりこみ、

過集中のために、ゲームの後の脱力感疲労感が大きいのです。

 

ゲーム中に叱責の伴う指示を出すことで、徹底的な承認と、叱責のバランスがとれます。

指示を聞けば上達しますから、指示を聞きますし、指示を聞くのでお子さんの過集中は緩和され、脳の疲労感も緩和されます。

 

ほどよい承認があるけれど無制限の承認ではないので依存は弱まります。

効率の上げ方をゲームで学ばせ、それを勉強に役立てられることを教えれば、ゲームをさせても学習効率はむしろ上がります。

 

好きなゲームを使って、効率的な試行錯誤力をスパルタ教育するわけですから、試行錯誤力も上がります。目標設定も上手くなります。

 


全てにおいてやる気のない子になってしまうのでは、という懸念ももっともです、生まれつき、情動のエネルギーの低い子の場合は、ゲームを教育に利用するにしても、手法が変わってきます。

 

効く子には劇的に効きます、としか私も言えません。

効いた子は、一緒にゲームをしながら、ゲームと現実をリンクさせて伝えたアドバイスはすごくよく記憶していました。

「次を目指して準備」「あらかじめレベルをあげておかないと」「やみくもに進まないで俯瞰する」等、ゲームと共通することを日常で使っていくうちに、「全滅して生き返るのはゲームだからだね」「現実はこんなに短時間でお金稼げないよね」「ゲームのキャラはトイレ行かないしね」等、リアルとバーチャルの境目を意識するようになります。

折り目正しい動きをさせるときは「ゲームのときみたいにね」と伝えれば、いたずらっぽい目をキラキラさせながら背筋伸ばして座るわけです。

 

しかし、こういったスパルタゲーム教育をして、現実世界に戻れる保証はどこにもないので……

書くかどうか、迷いました。

 

ただ、バランスはどうかな〜という感覚は、持っていても良いのではないかと思うのです。

 

思考実験してみてください。

嫌いになってほしくない勉強に関しては

「さっさとやりなさい!」「丁寧に!」「間違ってる!」「なんで真面目にやらないの?!」

とパワハラまがい。

はまってほしくないゲームについては好きにふらふら適当に自由に行うことを黙認する。

さぁ、どっちをやり続けたくなるか。

 

これは特殊な手法です。そのまま取り入れないでください。でも、頭の片隅に入れておいていただけると嬉しいです。

 

読んでくださりありがとうございました🎵もしかして発達グレー研究所/あつまれ脳デカ族の森、ただのおばちゃんでした!

noudeka.com


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