ラスボスを知ろう
2馬力1000万共働き家庭にとって、お受験参入障壁は低いです。
低すぎます。
受験年に
「こんなハードルがあるとは知らなかった……誰も教えてくれなかった……」
となる悲劇を防ぐには、最終的に壁となるのは何なのか、参入前に知っておくことが大切です。
前提
小学校受験する時点で、お子さんが、
・明るく元気な子
・物凄く記憶力や図形に強い子
・聞き分けのいいおりこうさん
・なにか見る人にしかわからないキラリとしたものを持つ子
(・寄付金文化圏ご出身のご家庭)
いずれかであることが前提ね。もちろん例外もたくさんありますよー。
・積極奇異
・知識、正義、真理へのこだわりがある
・受動型、過剰適応
こういった特性を持つお子さんをお持ちですと、公立小学校はどうやらヤバそうだ、という話も聞くし…、では私立受験に参入してみようかな、と思い立つわけです。(あ、私立小がいいだなんて、ひとことも言ってないよ!)
お子さんのキャラ以外で、共働き家庭にとっての小学校お受験参入障壁は、
・「見える、かかるお金」
・下の子ちゃんの預け先
・お付き合いへの不安
・受験に向けて勉強時間送迎時間が作れるか
ぐらいのものです。これが悲劇のもと。
「見える、かかるお金」
共働き家庭は、妻も夫も稼ぎ手です。
父親(夫)が乗り気でなく、母親(妻)のポケットマネーでお教室に通わせ始める方、多いです。
参入初期(月1-2万円)の集団お教室代だけを見ている方も、6年間600-1000万円前後の学費学債制服代、通学定期券代などまで見ている方でも、
「世帯の手取り1000万あれば大丈夫そうだな……」
と見えてしまいます。
でも実は、見えてないお金、すごいです。
すごい、って主観ですけど。
見えるお金をきっちり計算して
「ギリギリ大丈夫」
と思われたなら、撤退、めっちゃおすすめです。
「下の子の保育」クリア!
共働き家庭では、下の子ちゃんも、 保育園に通っていますよね。
お教室のたびにおじいちゃまおばあちゃまやシッターさんに預けて……というような気苦労もなく、いつもの生活を続けさせることができます。
「お付き合い」クリア!
都内の、昔からある大きな会社には、名門私立小学校にこどもを通わせている、すてきな同僚や先輩がちらほらいます。
「お給料体系同じだし、あんなかんじのパパママとならお付き合いできそう!」
と思い込むのはたやすいです。
いや、私立小界隈には、お給料は誤差って人類がいるよ…。それはまあ極端な例だけど、給与からは、その家庭の経済状況(可処分所得)は類推できないんだよ…!
いろいろあんのよ、遺産とか、教育資金贈与信託とか、不動産や株とか…。これテストに出しますよ!
そしてもちろん、敢えなく砕け散った方々のほうが多いんですよ、誰も言わないだけ。
でも、夢みるママさんたちに
「名門私立幼小は、やめときな……」
などとは言いません。
リアルで水を差しても、いいことありませんからね。優しい世界はゆでガエルメーカーってはっきりわかんだね。
とある昼休み。
さて、参入を考えている共働きママ@職場の昼休み。
私立のお付き合いや格差について先輩に聞くと
「えー別に普通だよ、あっでもバーキンとかは持ってる人多いかな、みんなではないよ!あと、みんな海外とかは行く。」
ぐらいの話。
それなら大丈夫かも……と思うわけです。
「公立だと、夏休み海外行ったとかの話するとマズイらしいよ!」
とも聞いて、あらら、やっぱり私立かなーなんて思うに至ります。
このように、子どもひとり、世帯収入1000万ローンなしならば、目の前に見えているハードルは無いに等しいでしょう。
名門幼稚園小学校の説明会に行き、あーうちはなんかちがうな……と思わなかったぐらい身なりなどの面で気後れしなければ、そのまま質実剛健な共働きモードで受験を迎えてしまいます。
心がけ次第で、いい経験には出来ます。
ただ、行かせる価値があるような私立小国立小の、合格不合格というガチなラインまで行くのは、共働き&集団塾&保育園だけでは、かなり難しいと思います
(※学校差や個人差もちろんあります)。
少しでも合格可能性を高めたいならば、一族一丸となって掃討してくるグリーンベレー親子*1に見劣りしないよう、準備をしておく必要があります。
続きます。
noudeka.com
とっちらかってる文読んでくださりありがとうございます。