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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

行政の裏事情~愛情と名付けられた利害と感情のごった煮4

詳しく知りたいとご要望頂きましたので書いておきます。

おや、こんな夜更けに誰か来たようだ……うわなにをする!

一言で言うと。

発達障害の概念が普及しすぎて、相談件数が増えすぎたんですよね。


2004年に発達障害支援法ができまして。

2007年に子どものADHDにコンサータ、
2009年子どもADHDにストラテラ、
2017年子どもADHDにインチュニブ、
2014年大人ADHDにストラテラ
2015年子どもASDにエビリファイ
2018年大人ADHDにインチュニブ

(違ってたらごめんなさい!!教えてくださいね)

ヤンセンファーマさんやイーライリリーさんや塩野義さんや大塚さんや武田さんなどの尽力で、お薬がどんどん承認されまして。

発達障害に関する啓蒙活動も、盛んにされました。


折しも、子どもファーストの育て方が大流行。


良い親は泣かせない、良い親の子は発達がすくすく、良い子とは物わかりが良い子、みたいなイメージがどんどんふくれあがって。

一方、バランス感覚にはノータッチ。

いや、それどころか雑なほめほめで幼児性万能感を高めっぱなしにする育児方法が、大ブーム。


これの風潮、子ども時代を楽しく過ごさせればそれでOKです!みたいな筋にはよかったのですが、

バランス機能が弱い子、ブレーキやアクセル、ハンドルのアソビが少ない子には、向かなくて。


どこかの脳のパーツが破裂するほど育ってしまったり……
氷河期、リーマンショックなど経済の混乱もあったりで、重い抑うつになる親御さんも稀でなくなり。


薬屋さんも手伝ってくださり

行政の支援が盛んになって。

精神科が急激に身近になって。


精神疾患は、医療とお上がなんとかしてくれる!

……ってなってこの界隈、空前の大盛況。


裾野が拡がりすぎて、

児童精神科医が、足りない。

発達障害支援が足りない。

フツウノコ、イナイ?!


今、ここです。



子どもを取り巻く大人の事情

自治体の支援資源は有限です。

全員ケアしたいのは山々だけれど。

足切りしないと、手もカネも足りません。


そもそも、発達障害児の発達支援って、

医学的根拠ないので。

バカスカお金突っ込むのがおかしいんですよ。


ニーズと利権(利権がダメってわけじゃないですよ)が先行。


発達障害児のニーズというより、まわりのニーズね。


授業から逃亡したら、

その子の安全確保の名目で

他の30人位の学習機会が奪われますからね


支援の谷間にいた発達障害児も

知的障害児同様、

集団飼育可能組とは住み分けが必要、って理屈で、

多大な税金が投入されましたよ


その代償として、

うっすら差別を受ける


こういう絶妙なバランスで

支援を受益できたりもしたわけです

(いいか悪いかは別として)


高額な支援を得るには、

後ろめたさに甘んじる必要があったので

ほしいほしい配慮クレクレー!

の大合唱とはならなかったんですよ


それがいつのまにか!

後ろめたさ不要!

当たり前の権利!

と化してしまったんですよねー(地域差あり)


みんなが受けられる当たり前の権利!

もろとけばええんや!

……みたいなね。


こーなっちゃうと。

届けねばならぬところに届かなくなる。

水際作戦で、過剰な福祉を防がねばならない、とね。

「なんとかなりそうな親子」
「まともそうな親」

このあたりはさらりさらりとあしらうことになった、と。



冷たくする作戦?


愛情不足というシンプルな暴言を投げ掛ける

相談に来なくなり、税金や支援機関職員の負担が軽減される

より命の瀬戸際に近い人を救える


なーるほど、仕組みとしても、成り立つわけだ。

担当者、たぶん深く考えてないで、

ノリで言ってるだけだと思うけど。



担当者にムカついたから

当事者意識が芽生えて

我が子のプロ化した親御さん、

確かにいますわ。


雑でないと淘汰される

ある人は

「愛情不足と言われて青ざめるのは、子育てできる。

愛情ホルモン出てる。

こういう人は大丈夫、子どもを殺さない。

だから後回し。」

と言いました。


ヤバさチェックの基準が、おかーさんたちとは違うみたい。

・健診に来ない(検診のお知らせを読めない、前日に連絡しても、来ない)

・子に興味なさそう、親がまだお子ちゃま

といったラインで判断しているそうですよ。


かなり雑だな、おい…。

発達ぶっとんだ赤子抱えて、

育成責任一人で背負ってて、

眠れなくてメンタル弱ってるときに、

愛情まで疑われたら、

落ち込むに決まってるし

心配してくれー!とも思うけど……



(ちなみに、私は、育てにくい子の養育を放棄したり子殺しすることこそが本能のなせる技であり、愛情ホルモンの副作用であると考えます。

逆に、当所にご相談くださる方々は、理性が強いために、大いなる本能を覆そうと、責任感の刃が自分に向いて、苦しむのです。

理性のせいで子育てに苦しむタイプは、幼児学童殺しはあまりしません。

理性と本能の葛藤が強いほど、うつは強くなりやすいし、自死や心中はかなり起きやすい気がしますし、思春期以降のしんどさもまた想像を絶すると思いますが。

こういうこと書いたら人格疑われるけど、こういう親子を先にハッピーロードに連れ込みたいのよねー代々15歳で出産みたいなのはおばちゃん無理なんだわ……)


ともかくね。

一部自治体は、発達障害だからどーにかしてくれ!って人々が増えすぎて困っているみたい。

私が思ってる以上にね。


ヤバさチェックが雑でも

基本的には事足りるのでしょう


「激ヤバでないのにすがってくる親を振り払うために愛情不足ぐらい言わないとね。」

みたいな雑な、でも超合理的な感性の持ち主か、3周回った獅子千尋マインドか、でないと勤続できない気さえしてくるわ。

そうやって淘汰されて 雑な人の濃度が上がっていくから、真面目な人がどんどん疲弊していくんでしょうなぁ……。


いやほんと、しんどいと思いますよ。

お金はわいてくるからいくらでもバラまいていいぞ、ってのと違いますから。

納税者サイド、受給者サイド、給付を却下した相手、上司、国……全方向から恨みを買うことも八つ当たりされることもある、大変なお仕事ですよ……



「公的支援受けなくて良かった」

「支援受けて後悔」

どちらもいらっしゃるので、

やりがいもないだろうなと心配になります

(余計なお世話w)。


こちらにも、行政側のおつらい事情をくむ

前提知識があれば、

人間らしいやりとりができたのかもと、

今になって思って。

こうやって書いてみました。




おまけ

助けは必要です。

うちのクライアントさんの半分弱が、

自治体の支援も受けています。


自治体ガチャひくのは止めません。

お金あるなら、自腹切って選んでみるのも、

いいかもよーぐらいの話です。

スタンスが似ていて、

でも違う視点を提供してくれる人

探してみてください。


アンチ公的支援やアンチリタリコと思われがちなおばちゃんですが、

自治体などの無料カウンセリングや支援級や

リタリコさんをお伝えすることもあります。


短期的なことやガス抜きは自治体やスクールカウンセラー、長期的な視点が必要なときは当所、みたいな使い方をおすすめすることもあります。

自治体職員や支援事業所の方々のお立場や組織のカラクリをお知りになると、冷静になれますし、傷付かなくてすむようになります。


お住まいの自治体や学校内などの情報を無料カウンセリングもらってきていただき、おばちゃんが分析する、みたいなのもやってます☺️

秘密は守ります

(ほんとは、お礼のメール紹介したいけど、我慢してます)

「親子で何ができるか知りたい」とお考えの方、育てにくい子の戦略的子育てにご興味ある方、ご相談お待ちしております💕

悩める親子の幸せ、本気で祈ってるから、 睡眠削って赤字ブログ書いてます。
教育、受験、読書感想文などなど……ぜひ読んでいってくださいね。

読んでくださりありがとうございます!
もしかして発達グレー研究所でした!

愛情なんて、ゴチャゴチャしたものは、発達障害の子にはむしろ誤解されやすいと思います。
愛情なんて、子供時代の真ん中にはわかったふりまでしかできませんから。ユーモアのほうが繰り出しがいがあると思ってるよ。おばちゃんは。

私、愛情薄いのかなぁと悩める親御さんたちまとめて抱きしめる!!!おいで!!!
correct-me.hatenablog.com


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