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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【質問箱24-3】高IQ逆張り勝ちにこだわる負けたくない!イライラ男子の健全育成【総論荒業逆張り順張り】

総論

ごめん。おばちゃん的には、その子の思考と脳の報酬系と脳の負荷を想定できないとなんとも言えない。

ただし、これはたぶん普遍性あると思うんだけど、各種ルール説明や、負けるが勝ちルールの意図などは、ゲーム全く関係ないご機嫌なときに打診してみて。通りがマシになるかもしれないので。
ゲームを見たらゲームのことで頭がいっぱいになって、平常心でいられなくなりますからね。 

でもおばちゃんがよく言う
「アドバイスは平時」
ってのもね、まわりが徹底しちゃうのはNGよ。

事前に言われていないと対応できないとか、イライラしているときは新しいことを取り入れられないという特性を、どこまでも持ち越してしまいますよ。これは療育〜支援級育ちの子や、ものすごく配慮の行き届いた環境で育った子を見ていて思います。言っちゃ悪いが、順境育ちは脆いよ。生きづらくもなるのよ。

なので、機嫌のいいときに 
「なお、事前通告してくれる人、予定変更を絶対にしない人は極めて稀らしい」
「ひどいこと言われてすごくムカついたけど、今思えばそれで奮起したからプラマイゼロかな〜」
ぐらいのことをせっせと小耳に挟ませ続けてほしいなと思います。 

おばちゃんぐらいひねくれてると、ひねくれたお子さんから必ず好かれる支援もお教えできますが、単に蜜月を無制限に楽しむのは大人の罪だと思ってください。お子さんにもそう伝えておきましょう。
支援者から心が離れても持続可能になるように、心に自動スタビライザー(衝撃緩和)機能を取り付ける方法を教えるのが、お子さんたちに対する誠意だと、おばちゃんは思っています。


荒業

子供時代に家族に対してやってたことって、無意識のうちに一番身近な人に、やっちゃうみたいなとこあります。

トータルのストレスを軽減するなどおばちゃん手法を一定期間試みても、負けると家族に当たり散らかす傾向が緩和される気配がなく、こいつガチで身を滅ぼす系だなと思ったら…→*1

子供の権利子供の権利と言いますが、親にだって、夢を叶える権利や、穏やかに幸せに暮らす権利があるとおばちゃんは思います。もちろん子供の適性との兼ね合いはあるにしても、何でもかんでも
「子供を尊重して、親は我慢するべき」
みたいな言説は、いわゆるアダルトチルドレンこじらせた専門家の戯言なんだよな。


お子さんだって親御さんだって、キレたくてきれてるわけじゃなくて、どこかのボタンの掛け違いとか、コードの書き間違いみたいな、何気ない日常生活から誤学習した例が多いです。放っておくと面倒なことになりますが、親子の絆があるうちならば、親御さんが謝って一旦戻ってコードを書き直せば、誤学習を解いていけるんです。

あ、とにかくキレ散らかす作りの子も、中にはいるにはいると思ってますよ、こういう子は交渉マインドというギフトを持っているかもしれないです。
様々な交渉技術を学ばせて言語化して適宜使いこなせるようにしてあげる必要があります。なぜなら、ナチュラルボーン交渉人は、交渉の欲求は強いが交渉術の使い分けができず、それでいて譲歩も知らないため、どこへ行っても嫌われまくるからです。言語化しておけば、人に教えることができ、修正アップデートもしやすいです。


逆張り〜公務員は順張り傾向

公的機関の専門家たちは、順張りが好き。順張りしていると、外したらやむを得ない感を醸し出せるためです。

すごい!っていう評価は得にくいんですけど、圧倒的に無難です。彼らはしばしば
「そのうち落ち着きますよ〜」
とおっしゃいます。

そのうち落ち着く、とは何を根拠に言うんですかね。いくばくかの事実と、いくばくかの飽きる可能性について言及している慣用句に過ぎないことを知ってください。

確かに、育てにくい子や発達障害児とされた子達の中でも、多数派に属する子たちは、かなりの確率でつまんない奴…じゃなかった、特性の目立たない子になります。

その子自身の勝ち志向性や百ゼロ思考が調節できていくとまでは見立てていなくても、とりあえず言っておけば6割は当たるやろ系の言葉でもあるのです(そ〜なんだ〜と甘く考えている方は危機感携えて、気休めの嘘つくなよクソ野郎と思われた方不安でたまらない方はとりあえず落ち着け…実験的に意識して息を吐いてみて)。

しかし、一人ひとりの子について言えば、その限りではありません。まして高IQは外れ値の中の外れ値ですし、親御さんにとってはn=1の話、ここにプロと保護者の認識の大きなギャップが生まれます。
「そのうち落ち着く」
って言われてきたお子さんはたくさんいます。確かに落ち着く子もいます。100例あれば60例以上は時間が一番効くんじゃないかね、知らんけど。

とはいえね、それは所詮他人事だから気軽に言えるんだよね。親御さんの立場で、ハイソーデスカと待てるわけないじゃん。

一方、逆張りは外れて当然、当たれば総取り。射倖心強め、ドパミン大好きな逆張り勢は、支援者にもお子さんにも一定数います。


逆張り勢は、検査やテストの数字に関わらず、お話していてとにかく思考力が高いと感じます。巷によくある発達支援が、薬にならずに毒になりがち。そこで、誘導尋問によって、混乱に陥れてみたり健全で実現可能、持続可能な発言をさせたりした上で、脳を落ち着かせる話術が必要になるんです。これおばちゃんたちの腕の見せ所。面白いぐらいおへそがまっすぐになるの。 

記憶力いいなら、綺麗事やトラウマ的なエピソードに関して、解毒が必要なころだとも思います。
大脳は、無自覚に育ちすぎるとすぐ百ゼロ思考のドツボにハマるからね。前頭前野にも、大脳に匹敵するパワー(綱引きして勝ち切るパワー)とモチベーションを持たせてあげてね。

年齢的にまだ無理かも、とも思います。どやしまくっていいんだけど
「今すぐにとは思ってない、むしろ今すぐ自己コントロールできるようになったらヤヴァイ」
とか
「あなた以外の人へあなたより忘れっぽいこと/言葉に対して雑な人が多いらしい。タイミングよく指導できるとは限らない。なので忘れないうちに言っておいてる」
などの情報も入れといてね。平時に。

こういった情報は、叱責を受けるお子さんの精神的負荷をかなり軽減することがあります。

ゲームで興奮しているときや叱られてるとき、脳のキャパが激減します。特に最初にワーキングメモリが圧迫される仕組みですと、一番インパクトがあったセンテンスか、話の一番最後しか残らない…みたいなバグが起きます。
これほんとにクソヤババグ。長くなるから割愛しますが、こういうことは、自分にも人にも起きうるんだって知っておくべき。すごく大切なことです。

大事なことは穏やかなときに、インパクトつきで伝えるのがいいんです。インパクトは、その子の特性に応じたものだとより有効です。

たとえば、味覚嗅覚の記憶を持つ子なら味覚嗅覚に絡めます。肌感覚なら何か目新しいもふもふでもしながら。聴覚の記憶を持つ子は囁き女将など。3D 4DXの記憶を持つ子なら、普段と違う空間で。すると脳のキャパを有効利用できて、有効利用可能な記憶にしやすいようですよ。
※この法則を悪用するとトラウマもできやすいです(学校での嫌な記憶と給食の食べ物の匂いが結びついてしまってフラッシュバックとか)。


あの手この手で親子実験してみてください、ただのおばちゃんですが、お手伝いさせていただけたら幸いです。


グッドラック!


次回作は、発達障害関係なく、新しい環境に踏み出すときの心構えみたいなものを書きたいと思います。ゲスな記事になりそう。チェケラ!

*1:一日も早く半○しに…なーんて、よそでは言えないけど。 昭和の子育てあるあるですね。当然功罪あるよ?けど、必要悪ってものを令和は否定しすぎだろうとも思います。 親御さんやほかのきょうだいから実力行使を受けていることも多かったし、取っ組み合いで床の間の壺を割ってしまい、大目玉を食らい、大雨の中追い出され、トラウマを衝動性のブレーキとして利用できるようになってる人とか、いるのよ。 こういった実力行使は、現代ではなかなか難しいです。他人には無理です。 ただ、昭和の子育てを現代に再現すると、お子さん側にエクスキューズを与えてしまうことになりやすいんだよな。人は日々のささやかな幸せを感じられなくなると、 「虐待された私!毒親!」 みたいに言いたがる。自分の問題行動を棚に上げて。そんな未来を潰し、なんだかんだありがたかったなと幸せに生きてほしいから、思春期以降、半○しにされたメリットを認識できるように仕向けねばならない。親御さんに覚悟がないなら安易に手を染めないほうがいいってことだと思います。やるからには、親御さんは、プロセスを踏んで戦略的に介入する必要があります。「親への態度」は叱ってはいけないが、「宿主を殺すのは寄生虫としても無能」ぐらいのことは伝えたい。子供を産んだのは親の勝手なので、親の権威は振り回さないほうがいい。


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