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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【質問箱32-1】多様性について学ばせるには?繊細な子におすすめのテレビ映画アニメ【感受性、予期不安が強すぎる】

おばちゃん、腱鞘炎みたいなかんじで手が痛かったんだけど、ガチ友さんからとてもいいもの頂いて大変調子がいい!!ありがとうございます!!記事書きも捗るぜ!!

ご質問

いつもありがとうございます。

繊細な子供と一緒に見て、 多様性を学ぶのに役 に立つコンテンツ(テレビ、映画、アニメなど ? ) 何かありますか?

お答え

ご質問どうもありがとうございます。

「繊細な子に多様性を学ばせるのにおすすめコンテンツ」ねぇ。

2つの大きなテーマが重なっていて大事な問いと思います。1つは繊細なお子さんということ。もう1つは多様性を学ぶということ。

そもそも何を見せればいいとか悪いとか、そんな単純な話ではないからこそ繊細な子なんじゃないのか…??

てか多様性の何を、どれぐらいの理解力ある子に学ばせようっての?!
まさか綺麗事タトゥー入れる気じゃないだろうねぇっっ?!

多民族共存共栄の難しさと面白さ…生物学的進化論…このレベル感まで来ないと無駄だよ。はっきり言って実用性ゼロ。むしろ猛毒。
たようせい だいじ! なんてクソ喰らえだ。なんなら、界隈の子は、ポリコレと書かれた竹槍一本で、野獣の群れに突っ込んでいくぞ。
悪いことは言わん、受験の前日に丸覚えでかまわん。

繊細なちびっこなら、多様性を理解させる前に武力だ武力。あと自然の脅威に殺されかけて、
「多様性とか腑抜けたことはさておき、生きたい」
っていう本能を呼び覚ましておけ。

ナメクジ程度の戦闘力防御力しかないガキンチョに多様性のなんたるかを学ばせようだなんて百年早い。

…なーんてね!グダグダ書きますねぇ。

受け取り方のほうが影響大きいよ

作品選びも学校選びもそうなんだけど、経験や環境みたいな外的刺激ってのは全て、受け取り方次第。毒にも薬にもなるんですよ。

受け取り方って、認知行動療法とか応用行動分析学みたいなとこでいう【認知】ね。思考によって調節可能なほうの認知。思考を介しているからね*1

「その子がその作品をどう受け取るか」
ここを、お子さんの感受性に委ねている限り、健全な成長を促すことは保証できません。あ、いや、別に不健全に育つとは言っていませんよ。お子さんの感じ方、受け取り方頼み、実質運頼みになるということです。

特に、育てにくい子は、逆張りギャンブルが好きだったり、反証や別ルートを探すのが上手かったりするので、一般的に良いとされる刺激によってことごとく一般的大人の意図の逆へ向かう、ってケースがよくあります。

繊細な子

繊細な子ねぇ。問題解決のための情報は全く何も示せていないよ。

脳のセンサーや思考の対象が、いつ、どこに向くのかによって、繊細対処法違います。

恐怖に対して繊細なのか、ビジュアル的/音響的な美意識が繊細なのか。重なっているケースもありますが、違いますよね。

さらに言えば、恐怖という感情に対する繊細さにも、多様性があります。

新しいこと全般拒絶してる系。
(未来が怖い、予期不安強め系。)
今現在の目の前のものを怖がる系。
自分で作り出した幻に恐怖している系。
怖かった記憶ばかりキュレーションしてる系。
感受性が豊かすぎて感情の起伏が激しく、制御不能なほど揺れ動く自分を怖がっている系。
繊細すぎて全方位敵認定。猛犬になっている系。

うちでは、全て対処法が異なると認識しています。

繊細な子自体、とても多様で、深ーいテーマなんだよ。

メディアで学ぶとは?

リアルでは経験できないことを疑似体験できるのはメディア作品の魅力のひとつですな。おっと、当たり前すぎること書いてしまってじんましんが…。

子供向けは主義主張がシンプルで、テーマがわかりやすい。

でも、脳デカ族*2ならちょっと待って。一筋縄でいかないのよ。わかりやすすぎると、今度は、剥がせない思い込みというエグい弊害が出てくることがあってね。

多様性だとか、差別だとか、平和だとか、男女平等だとか。複雑な事情があるから、難しくて一向に解決しないわけよ。わかりやすいメディアコンテンツってのは、知っておくべき背景をカットすることでわかりやすくしているんだよね。それが危ない。洗脳みたいな強さが伴いかねない。特にこの界隈は、初期の情報を後生大事に持ち越しがちだからね。いろんな考え方があってそれぞれみんなポジショントークして思い込んでるってテイストの関わりが不可欠だよ。


思うに、多様性豊かな社会って、ものすごーーーく複雑な事情があった上でギリギリのバランスでたまたま成り立ってるだけじゃん?

フツーの子になら何見せても構わん、好きにしろ。しかしだ、それであっても、何事も、絶対的に良きものとして思い込ませるのは虐待だ。多様性素晴らしいって認識は、侵略される危機と隣り合わせなんだよ。


メディアコンテンツにはもちろんメリットもある。

・刺激の強すぎない*3、しかし弱すぎもしないフィクションを利用して、俯瞰の経験をさせることが可能。

・本人の感受性に任せると「怖かった部分」だけ反復して記憶を定着させてしまう。しかし
「怖い、と思った。けどなんだかんだなんとかなった」
というプロセスに注目させ、不安やこだわりのなだめ方を伝授することが可能。

・好きなものと苦手なものの組み合わせのさじ加減が可能(拒絶反応が起きない程度の減感作療法的に。あるいはショック療法的に)。具体的には、大好きなキャラクターからなら、押し付けがましい教育的内容も頭に入れられる(実行に移すかはまた別)。

…うーん、ありきたりかつ抽象的過ぎましたかね?でもネット情報なんてこんなもんよ(開き直り)。

え、おばちゃんなんだからもっとエグいとこまで掘り下げろって?しょうがないなぁ!
続きます!
noudeka.com

*1:【認知】は自己肯定感と同様に多義で、わりと雑に扱われている言葉です。思考を介していないほうの【認知】もある。たぶん。心の話ってさ、脳神経内科は蚊帳の外で、なぜかいつも精神科学と臨床心理士系統と公認心理師系統と欧米系と流派がゴタゴタ、更にそれぞれ内部でゴタゴタしてるイメージ。定義が共有できないから、おばちゃんみたいな横断型カウンセラーは自分とこでふんわりした言葉を使ってる。カサンドラ症候群の奥様が訴える、夫の認知の歪みってのは、思考を介しているので受け取り方。脳神経内科的な認知は、見え方聞こえ方など五感の感覚器ベースの感じ方みたいな?とお伝えしてます。そこのあなた!専門家でもないのに専門用語にこだわってる時点で沼にドはまりしてますわよ!

*2:noudeka.com

*3:程度が難しいんだけどね。私は数日悪夢見るとか数年間フラッシュバックするぐらいは許容範囲では?と思わなくはない。けど、それきっかけに二度とおすすめ見てくれなくなるぐらいのことは覚悟せねばならず、ハイリスクハイリターンの高難度支援とも思うので、オススメするわけではない。もしそういう状況になっても親御さんは悲観せんでええ、世の中、親大好きの絶頂で親を亡くす子もいるからね。ちなみにバッドエンドはハイリスクハイリターンの極み


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