こんにちは、ただのおばちゃんです。
申し訳ない、という気持ちとの折り合いの付け方について書きます。
障害児なんだから、子どもなんだから、迷惑かけて当たり前!申し訳ないなんて思う必要ない!という考え方は、
個人的にはナシだと思っています。
感謝をなくしたら、愛されキャラから遠退くばかりです。
(それぐらい当たり前でしょ、と言われて嬉しい人は、あまりいませんからね!支援する側としては、心の底から
「あなたを支えるのが私の喜び」
と思っているけど、時間にも限りがあり。感謝してくださる方優先になるよ)。
支援する側は、それなりの負担があります。
「負担をかけている」
というお気持ち、姿勢、態度はもちろん、大切に持ち、伝えてください。
そして
「迷惑をかけてばかりで申し訳ない、つらい」
とまで思ってしまいがちな繊細な方は、申し訳なさ、罪悪感との折り合いの付け方を必要としていることに気づいてください。
「迷惑かけてつらい」
「迷惑かけてごめんなさい」
ばかりでは苦しみと罪悪感が増し、ネガティブ思考スパイラルに陥るからです。
申し訳ない申し訳ないと言う方は損してます。感謝をする=借りを作ってしまった、という感覚が強すぎると、おばちゃんたちから見てどこか痛々しく見えるものです。
人助け大好きおばちゃんたちに、ああ、頼ることで自己嫌悪に陥っているな、あまり助けてあげない方がかえってメンタルにいいのかも、余計なことかなぁと思わせてしまいます。
こうして、無償のナイスサポートが得られなくなります。
申し訳ないという態度はうまく使うべきです。
が、
「迷惑かけてるのに許されている、ありがたい、嬉しい」
というような考え方も合わせて表に出して、使いこなしましょう。
いきなりは無理でも、多少シミュレーションすればできるようになります。
迷惑をかけた相手は、あなた方親子を許したり、手助けをしたりすることを通して、自己有用感を高めたり、穏やかな気持ちになったりすることができます。
あなたが感謝をすることで、その人は簡単にメンタルのメンテナンスができる、ということです。
あなたが人に頼り、感謝するとき、人に
「いい経験」
を与えているとも考えてみてください。
(※つなげられない人ももちろんたくさんいますので、常に相手にこのスキルを求めるべきではありませんよ)。
役割や価値を与えあって生きている、というプログラムをインストールしてみてください。
ああまたまた迷惑をかけてしまった、申し訳ない死ぬしかない、という極端な心苦しさネガティブさに苦しむことを減らせます。
ずうずうしいところ、甘えて図に乗るところのある子には、知らせるタイミングに慎重になるべき思考の工夫ですが、HSP、highly sensitive person 、繊細過ぎて優しすぎて気を遣いすぎて心疲れてしまうタイプの人には、とても有効なプログラムです。
おばちゃんは「迷惑かけちゃだめ」が一旦染み込んだら、この
「巡りめぐって互いに価値を与え合う」
という考え方を取り入れて行くことをオススメしています。
この考え方は、HSP傾向のある方はもちろん、事故後の障害や認知症の初期、あるいは環境の変化、子育ての困難さに直面したときにも有効です。
様々なタイミングで起こる、無力感 失能感を緩和させるからです。
喜捨、ノブレスオブリージュ、循環、持ちつ持たれつ、地になったり塩になったり光になったり花になったり、などなど、各種宗教の教えにもどこか通じる気がします。
申し訳ないという気持ちと折り合いをつけることは、今に始まった問題ではなく、人類の普遍的な課題である、ということかもしれませんね。
多くの方は、理屈はなんとなくわかる、しかし子供にどう取り入れさせるかがわからない、と思います。ご相談ください。