※重い自閉症の方や、笑顔に騙された経験等から来る二次障害で、笑顔を怖がる人がいらっしゃることはご理解くださいね※
「笑顔が素敵、好印象」って、いいですよね。
笑顔は悪意を撃退する力にもつながります。
もしかして発達障害、なお子さんたちには、好印象な笑顔で悪意を撃退できる人になってほしいと思っています。
どうしたらラクに、そしてお金をかけずに、お得な爽やか笑顔を身に付けられるのか、
アイデアをお伝えします。
ついでに発達のちぐはぐも整ってくることもある気がします。
※研究は進んでいる分野ですが科学的根拠がじゅうぶんとは言えません、
へー。ぐらいに思って下されば。
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- 顔つきは変わる、変えられる
- 目の筋肉に関する特性
- 眼鏡と前髪は笑顔の妨げ、こだわり促進
- 焦点固定のメリットとデメリット
- 焦点固定を防ぐビジョントレーニングは高い!
- 眼の使い方を気にしてみよう
- 無意識のうちに脳を疲弊させる前髪、眼鏡フレーム、レンズの汚れ
- 強度近視の目付きをよくする
- 目と口元で爽やかさは作れる
- まとめ
- 笑顔は人間関係の開墾手段
顔つきは変わる、変えられる
写真を見て、
「小さいときはかわいかったのに…」
そう思うことはありませんか?
顔の印象は、顔の筋肉量と、使い方によって変化します。
前回は一般的によく指摘される口もとについてお話ししました。
今回は、なぜかあまり真剣に語られることの少ない目元のコントロール、つまり目つきのお話。
ビジョントレーニングってほど堅苦しくなく、ゆるーく整えていく裏技をお伝えします。
目の筋肉に関する特性
脳の発達と眼の発達には関連性があります。
目の筋肉を固定して使う傾向がある子がいます。
彼らは、往々にしてASDっぽさを見せます。
視覚の過敏さや、文字へのこだわりを持ち合わせています。
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そして、いつしか、眼に関連する筋肉がしなやかさを失います。
これは、自分の目の動きのせいで酔って気持ち悪くなったり、脳に補正のための負担をかけてしまっていたりすることを無意識に避けた結果と考えられます。
彼らは、社会生活をしていても、目を含む顔の筋肉がしなやかさを失っていきます。
うつ病 、引きこもり、不登校などにより、人との接点や遣り甲斐が減ると加速し、目の動きも悪くなります。
よく、目力がある、ない、などと言いますね。
しなやかで強い筋肉によって力強く目の周辺がコントロールされている時には、周辺の血行もよく、「目力が強い」と言われるような状態になります。
目の筋肉を固定して使う傾向のある子の中には、よく寝ているのに目の下に隈が消えない、という子が多いようです。
眼球運動がしなやかでないということと、血行がよくないということには強い相関があります。
眼鏡と前髪は笑顔の妨げ、こだわり促進
強度近視用のメガネや長い前髪等は、目の周辺の筋肉をはじめとして笑顔を作る筋肉を弱らせることがあります。
このことはあまり知られていません。
誤解のないように、申し上げます。
メガネは眼球に、とても優しいです。
意識の高い眼科医は、レイシックや近視レンズ挿入などの外科的近視改善手術を家族に受けさせませんし、コンタクトレンズの利用も最小限度にしようとします。
メガネはそれだけ大きなメリットがあります。
眼球への負荷という観点では、その他の近視矯正の方法を明確に上回ります。
メガネは、近視の人にとっては優しい存在なのです。
しかし、メガネの優しさに無意識に頼ってばかりいると、表情筋や眼の筋がしなやかさを失うというデメリットが現れます。
ちょっとした体の不調に
「なんとなく気付いて、なんとなく気を付ける」
ということができそうもない方には、
めがねをかけ続けると表情筋が弱るっぽい、
ということは知識としてインプットしておいていただければと思います。
※メガネ着用は視力矯正の手段としてとても合理的で安全であることは異論の余地はほぼありません。
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焦点固定のメリットとデメリット
近視が強すぎたり、メガネの度が合わなかったりすることが、目つきのおかしさの原因となりうることはよく知られています
これ、どういうことだと思われますか?
「視野を狭め、焦点を固定した方が、脳が読み取る像がぶれにくく、
脳が像を補正するときに余計な仕事が減り、
脳にとって短期的に都合がいい」、
つまり、過敏さゆえに疲弊した脳に適応した結果、目付きが悪くなっていると
考えることができます。
敏感な目を持つ方の脳は、像のブレにも敏感です。
変化を好まないタイプの脳は酔いたくないあまり、焦点を固定しておきたがります。
あれっ固定してるとかえってしんどいわファジーにしとこ、と感じてバランスを取り始める、適度な緩さのある、いわゆるフツーの脳であれば、焦点をガッチガチに固定してしまうことはありません。
しかし、
視点や焦点をガチガチに固定したままとなるタイプの脳ですと、
視点や焦点を動かさないことに慣れてしまいます。
よって、見たものの像がぶれること、ぶれた像を読み取ることに脳が慣れる機会も少なくなります。
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バランスを取らないタイプの脳は、視点を動かしピントを変えるしなやかさを失わせます。
よって、眼は、得意な距離ばかり見るようになります。
同じことをしていると、得意になりますよね。
こうして、近視が強くなることがあるようです。
焦点固定を防ぐビジョントレーニングは高い!
目を動かすと、眼と繋がっている顔全体の筋肉もつき、いわゆる爽やかな顔に近付きます。抜け毛も減るんじゃないだろうか…わかんないけど。
ビジョントレーニング、プロに頼むとお金がすごくかかります、そりゃそうです、単なる留守番でも、派遣会社に依頼すると1時間3000円とかですからね。
家庭料理レベルでも、栄養失調より断然いい、そういう考え方ができれば
素人にもビジョントレーニングはできます。
要するに目をバランスよく使ってしなやかさを保とう!ということです。
訓練本も出てますが、
おばちゃんはめんどくさがりなので、
「さあ!訓練しましょう!」
みたいなのではなくて、
いつもと同じ生活しながら、ちょっとだけ気にしてみる、ってスタンスで行います。
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眼の使い方を気にしてみよう
インドア生活が悪いのではない、目を動かさないのが悪い
室内にいますとどうしても近くばかりみてしまいますよね。
引きこもりやうつ病を避ける意味でも、眼の筋肉 顔面の筋肉を維持向上する価値があると思います。
パソコンや読書、スマホ時間の長い方は特に意識して、
視界の開けたところにときどき行きましょう。
遠くに焦点を当てる機会を積極的に作りましょう。
外に出たくなければ、パソコンを机の奥に置いてみるとか、おふとんの中の暗闇で目ぐるぐるでも。
歩くとき
足元に焦点を置いていませんか。
ASDにすごく多いです、これは猫背にも繋がってます。
5m 10m 20m 30m 40m先に焦点を移してみてください。
どぶにはまるとか道に落ちてるうん○を踏むのは避けたいわけですが、
障害物を避ける目的ならば、視野の片隅、
あるいは何歩かごとにちらちら見る+推測程度で
けっこうなんとかなります。
眼の筋肉、さらに口元の筋肉を意識して、遠くに焦点を置いたり、近くにしたりできれば、家庭料理レベルのビジョントレーニングと爽やか笑顔筋トレは大成功です。
近視が強ければ眼鏡かけたままでいいですが、髪は絶対に目にかからないようにしましょう。
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無意識のうちに脳を疲弊させる前髪、眼鏡フレーム、レンズの汚れ
髪が目にかかると、視力が悪くなる、おでこが広いと頭がいい、とおばーちゃん言われたことがあるかもしれません。
万人ついて言えることではありませんが、視覚過敏気味で視野に余計なものが入ると焦点の固定傾向を強化しがちな方の場合は、前髪、気をつけてみてください。
ぶれた画像を嫌う視覚過敏の脳にとって、焦点深度の手前にある髪や、眼鏡のフレーム・汚れが、無意識のうちに大きなストレスになっている可能性があります。
髪や眼鏡フレーム 汚れがウロチョロしている、というとき、脳はがんばって画像処理を施したり、断固としてそれらに焦点をあてないようにと緊張を高めたりしがちです。
脳の手間が増えるのです。
ということは、脳がするべき他の仕事が回らなくなることがあったり、ストレスになったりするということ。
造形、絵、色彩、文字等に興味のある子は特に、前髪をまめに切り、サイドの髪をかためて、脳の無駄な疲れを軽減させてほしいなと思います。
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強度近視の目付きをよくする
眼と脳は、胎児のときから密接な関係にあります。
発達障害をどーにかするとうたう、プロのビジョントレーナーもいます。
お金持ちは長崎まで通ってもいいかもしれませんが
それはしょっちゅうミシュラン3つ星で食事するようなもの。
専門的なビジョントレーニングとして大金受け取るためには専門知識が必要なのでしょうが、
やることは目と顔の筋トレ。
ライザップより高いお金を払いきれずにリバウンドするか、自分で細々と、三日坊主を繰り返すのがよいか、ですよ。
週に1回1時間プロとやるのも悪くはないですが、毎日8分とか、年に数回、適当にでも自分でやればタダです。おばちゃんは後者がいいな、コスパ大好きだからね。
引きこもり中で、窓が隣家と対面しているなどで遠くを見られる環境でない場合、VR(ヴァーチャルリアリティ)再生ゴーグルみたいなのもアリらしいです。
ガイジンさんがなんか論文で言ってたよ、
スマホ差し込み式VRゴーグルなら2000円くらいです、興味あったらやってみて、って感じですかね、推し!!ってほどではないかな。
裏ワザ?目力をベースアップするには
目元の筋肉トレーニングがどうしても捗らない子の中に、強度近視のある方がいらっしゃいます。
体質や経済的な問題等、周辺事情がクリアできればではありますが、興味がありましたらコンタクトレンズ装用を試してみてください。
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コンタクトレンズは、異物を角膜の表面に載せるものです。
感染や角膜損傷等のリスクもあります。
ASD傾向や感覚過敏がある方は、心理的にも抵抗があるかもしれません。
しかしむしろそのような方にこそ大きな効果が出やすいというメリットもあります。
これ、あまり知られていませんよね。
コンタクトレンズで脳が休まる?!
強度近視向けのコンタクトレンズには、
「眼球を動かしたりやピントを変えたりするときの、脳の疲れが軽減される」という、眼鏡にはないメリットがあります。
メガネのレンズの場合、平常時にまっすぐ前を向いた状態で瞳孔の正面にあたるところで、一番歪みのない像が見えるようになっています。
そこでもわずかですが像の歪みが発生していますし、そこをずれると歪みが顕著になります。
脳は、視点やピントを変えるときに起きる微かな歪みを嫌い、いちいちメモリ使って手ぶれ補正して知覚しています。
コンタクトレンズにしますと、目をぐるぐる動かしても、一番歪みの少ないレンズ中央部と瞳がほぼ常に重なります。
メガネと比べて、脳が受けとる像の歪みやブレが少ないのです。
脳が補正しきれないことによる気持ち悪さや疲労が緩和されます。
これにより、無意識のうちに、脳は、眼を動かす動作を厭わなくなります。
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また、コンタクトでは、メガネや裸眼の時にはあった、まぶたによってわざと視野を狭め続けることのメリットがなくなります。
メガネ装用時、目を見開いて、視野を広く取ると、像の歪みが出やすい縁寄りの部分のレンズも視野に入ってしまったり、顔面の動きに伴って眼鏡の位置がずれたりします
わずかな歪みを気持ち悪いと感じる、感覚過敏気味の脳は、無意識のうちに、まぶたに入れる力を緩め、視野を狭めてしまいます。
こうして表情を作る筋肉が弱まり、顔つきが力と輝きを失っていくのです。
脳は面倒くさがり
負担を減らせば、負担から逃げる必要がなくなります。
この作戦で、過敏な脳を飼い慣らしてみませんか。
焦点を変えないこと、視野を狭く保つこと、この2つによって、脳はそのとき一時的に感じる不快感から逃げています。
コンタクトレンズにすることで、ASD傾向のお子さんがしばしば持つ、焦点固定傾向強化のスパイラルの仕組みを断ち切ることができることがあります。
コンタクトが無理な人でも、一般的なメガネから、歪みの少ない高級レンズに変更することで、視点や焦点の固定化を少し防ぐことができます。
コンタクトレンズに変更した場合、個人差はありますが、
0.05以下の視力の方ですとだいたい早くて1日~1ヶ月で、目力アップするでしょう(あ、テキトーに言ってますよ個人差ありますよ)。
表情筋と眼球の動きが鍛えられると、目もとの筋肉と顔の筋肉の調和がとれて、表情がスッキリします。
まぶたの運動を阻害するものもなくなり、目の開け方、閉じ方、自然に筋肉を使うようになります。
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目と口元で爽やかさは作れる
鏡を見て、好感度の高い目付きや口元を表現できるようにしてみるのもよいでしょう。
柔軟な筋肉はバランスよくつくので、
思い出したときにちょっと鏡を見て「いいおかお」するだけで、目力アップ笑顔力アップ印象アップが見込めます。
まとめ
視点焦点の固定は、歪んだ像補正の負荷に苦しんだ脳が、脳を守るためにしているのかもしれません。
視覚がかけている脳の負荷を下げることは、顔つきの好感度を上げるだけでなく、後天的に大いに育つ前頭前野にも好影響を与えることがあるような気がします(飽くまでもおばちゃんの感想であって、日本人向けの科学的根拠と言えそうなものはないです。
合う合わないある、民間療法レベルのものです。
でもお金も時間もかからないしよかったら)。
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笑顔は人間関係の開墾手段
口元と、目の筋肉で、爽やかさは作れます。
いつも笑顔でいる必要はありませんが、
しなやかな筋肉が作る爽やかな笑顔は、善意の他者に受け入れられやすいものです。
爽やかな笑顔は、善意の他者へと波及し、また好意としてめぐって戻ってきます。
まわりに与える印象が良ければ、
「目が笑ってない人」「力なく笑う人」「嫌味っぽく、口の片側だけ笑う人」よりも生きやすくなります。
暗闇で目ぐるぐる、お出掛けで遠く見る、トイレで口角上げ、騙されたと思ってお試しください!
ムキムキマッチョマンや橋本環奈ちゃんや平野紫耀くんにはなれなくても、
爽やかな笑顔には、なれます!……たぶんね!
口角上げのほうも読んでくださると嬉しいです!
読んで下さりありがとうございました!
もしかして発達グレー研究所でした。