- 合法的にガチャ確率操作出来る課金ゲーム
- 課金20万はザラ!?課金額で勝とうと思うな!
- 純金のベッドで寝てるぽっくん(おぼっちゃまくん)やアントワネット様みたいな人達に、課金額で勝とうとしたら即死する
- 課金額よりも、課金をどう活かすか
- 1対1、外注の罠
- 個別指導塾は、親代わり?
- 驚くほど安い、個別対応の時給
- 大手所属でない家庭教師を育てるのがお得
- 採用面接のときも必ず謝礼をお渡ししましょう
- 「取り決めた金額に、追い課金」
- 家庭教師の移動時間、トラブル
合法的にガチャ確率操作出来る課金ゲーム
子供に教育費をかけることを、かつては「投資」と言っていましたね。
現在は、教育の外注とか課金等と表現する場面が増えています。
教育は課金ゲーム!お金をかければ高年収になれる!と叫ぶ人もいます。
まぁねぇ、確かに統計上は、課金勢は生涯年収高い、ってことになりますよ。
課金が成果に直結するならば、
廃課金勢はみんな大成功を納めているはずですね。
が、
全然そんなことはありません。
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課金20万はザラ!?課金額で勝とうと思うな!
課金20万って私はすごいなとしか思いませんが、
実は、芦屋市、世田谷区、渋谷区、文京区、港区等、
一部地域では月々の教育課金20万は珍しくないそうです……ひょえー!!
ただし、課金ゲーで入れる偏差値71云々という文春の記事で話題になった、私立開成は、少し様子が異なります。
・開成は人気校でありながら対策が可能なため、サピックスなどの集団塾でフィット感ある指導が受けられる(桜蔭もそう)。
・立地が荒川区で校風にも周辺にもファッション性が全然ない(駅の反対側にファッションヘルスはある)
・立地バリアと偏差値バリアのせいで、底辺医学部裏口入学系代々開業医家庭の子がいなさそう。何が何でも医学部、って人も少ない。
・親が我が子の専門家。のせ上手。
こういった特色があるせいか、廃課金勢は意外にも少ないように感じています。
リアルな廃課金勢は、ナウでオシャレ()なところや早慶大学附属校、雙葉白百合界隈のスーパー深窓に集まってるかんじがします。
御三家志望なら、開成よりも麻布武蔵のほうが課金額高そう。飽くまでも入学者を通して志望者を想像すると、ですけれども。
純金のベッドで寝てるぽっくん(おぼっちゃまくん)やアントワネット様みたいな人達に、課金額で勝とうとしたら即死する
廃課金できる家はいいよなぁ……と思うお気持ちもわかります。
でも、その必要はありません。
理想の教育を追い求めたウルトラ課金子育てでも、
「うちの子、こんなはずじゃなかった」
「私の親は毒親だった」
ってなることはザラです。
私的な話になりますが、
月40万以上の教育課金を受けて育った同級生は、行方不明。
億単位の課金を受けた親族は自死を選択。
一方、予備校に通わず、わずかな通信教材課金だけで日本の最難関に合格した方も存じ上げています。年間○000万、6浪の果てに医学部にねじこんだ猛者もいたけどあれはコネがあったから、良い子は真似をしないでね。
課金額よりも、課金をどう活かすか
高いカネ払ってるのだから成績上がって当たり前!と思っていませんか。
期待値は低いほうが、ハッピーに近付きやすいです。
かといって、こんな子だから成績上がらなくても仕方ないし課金する価値もない……とフルで諦めるのも早計です。
課金すれば勝てる!親は金だけ出せば良い!という考えですと、大富豪でもバグります。
……三田佳子さんちのご次男くんや黒木瞳さんちのお嬢様の例を持ち出すまでもないですね。
これぐらいなら出せる、という課金額の範囲を守りつつ、課金効率を高めましょう。
繰り返します。
教育課金に大切なのは金額の多寡ではないです。
・当たりの確率を上げる工夫をする
・誰もが欲しがるレアキャラ講師を当てにいくのではなく、及第点から囲いこみ、適宜育てる
・統計よりも個体を解析する
・廃課金レースに参加しない
これが、一般家庭が課金ゲームで廃課金勢に勝つための最適解です。
そして、人事を尽くして天命を待ちましょう。
ポイントは、見返りを求めすぎないことです。
投資やガチャ課金と考えると、お金も成績も得にくく、ストレスばかりたまります。
お賽銭、お布施、募金、あるいは推しに課金するアイドルファン的なメンタリティのほうが、不幸になりにくく、親子ともに満足のいく課金となります。
1対1、外注の罠
勉強で行き詰まる我が子の教育に課金しようとするとき、多くの方は、通信教材や個別指導塾か家庭教師が思い浮かぶでしょう。
通信教材についてもお話ししたいところですが、ここでは個別指導塾と家庭教師を想定していきます。
個別指導塾は、親代わり?
個別指導塾ならではの丸投げ感覚にひたれれば、実に心地よいものです。
これは、裏を返すと廃課金になりやすいということです。
理由はいろいろです。
・時間単価が高い
・経営上手な個別指導塾は、生徒に対して優しく、親へも優しく、お客様として大切に扱うため、子供がやめたがらないし親もやめさせるきっかけが見つかりにくい。
・親の目が届かないので、美味しいもの・付け届けで先生を懐柔 育成する対応ができない。
・他人を家に上げる必要がなく、家を片付けるなどの手間が要らないので、お金がある限りずるずる通わせてしまう。
他にもあるでしょう。
個別対応はメリットもたくさんありますが、合う合わないの激しい子にとっては地獄にもなりかねません。
特に、おとなしすぎて黙りこくる子、うざい系積極奇異の子など、愛されキャラになりきれていない子は要注意です。全く反りが合わない先生と過ごすと、課金効果が低いどころかマイナスになるのに、親にはその実態が分かりにくいです。
驚くほど安い、個別対応の時給
そりゃ、大人数を相手にするより楽だし集金対象も少ないんだから当たり前でしょうと思われるかもしれませんが、
「参考書読ませておけば誰かしら勝手に賢くなって実績出してくれる」
みたいな都合のいいこともあまり起こりません。
それなりにコツや根気が必要なわりに、payが悪いのです。
大手ならば、最寄り駅名、塾名、アルバイト 正社員等のキーワードで調べてみれば先生役の時給や給与はだいたいわかります。
我が家の近所を例にとりますね。
ランチタイムパート、スーパーマーケット閑散時間帯、クリーニング受付の相場が1時間¥1100-1200。
個別指導バイト、90分¥1500、時給換算1000円。しかも授業前後は無給だそうです。
尚、そこの個別指導を受けようと思うと、最低料金は90分4500円~です、まぁ必要経費とは言え、お世話になってる先生に直接課金したいよなぁと私は思ってしまいます。
テナント料、目新しい広告、出入りの激しい学生バイト採用、本部運営などのコストがかかっている点は集団塾も同じですが、
個別や家庭教師派遣は、少人数対応しかできないため、経営のためには教師が1時間当たり稼げる金額を増やさねばならず、必然的に時間単価がお高くなります。
特に人気講師はバカ高いか、予約が取れないようです。
人気も、「多数派には人気」なだけで、我らが愛すべき発達障害風味の子達とはお互いに言葉の通じない異人種であることも…
(ただし、中学受験対応のお高い講師は、アスペ語使えるか、ガチアスペ様かも)
お試しのときだけ人気講師をあてがってくるというのもあるあるです。
学生が確保しにくいエリアでは個別指導塾の経営は本当に大変そうです。
大手所属でない家庭教師を育てるのがお得
都心部の個別指導塾では、テナント料(家賃)がものすごく重くのしかかっています。
90分3000円の謝礼ですと、場所代と広告費とバイト採用コストに課金しているようなもの。
(それでも、当たりが出ることや、伸ばし甲斐のある学生さんが担当してくれることはありますよ、個別指導だからだめ、ということではないですよ、
過去問ストックがあってコピーさせてもらえるなどのメリットもありますよ)
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その点、大手ではない家庭教師派遣や、個人契約の家庭教師は、課金効率がいいと言えます。
その代わり、
・募集 採用 育成 契約 解除諸々のコストは完全自己負担
・指導場所として自宅や空いてるファミレスを設定
・自宅の場合は、基本的に親が在宅(なので平日は夜間、または土日となる)
という面も許容する必要があります。
募集は、知人の紹介、大学の学生課に貼り紙、個人契約サイト、あるいはおばちゃんの知り合いの伝手などの方法で。
採用面接のときも必ず謝礼をお渡ししましょう
金額は時給1時間分が相場かな、1000円でも無いよりヨシ。
2時間分だと「おおっ!」ってかんじ。
駅まで迎えにいくとか、駅前で行うとか、
信頼できる先輩ママ友に同席してもらう等して、実りある面談にしてください。
学生街の近く以外では、時給出し渋ると誰も応募してきません。
学生さんは就職などがあるため続けてくれたとしても数年なのですが、育成コストはかけないよりかけたほうがいいです。
おすすめは、部活頑張っていた子。家庭教師辞めるときおすすめの後輩を紹介してくれるかもしれません。
「教えなくては」「わからせなくては」とこだわるとうまくいかないことがある、なんて、経験がある大学生はまれです。
ほめどころがないときののせ方、
ほめも叱責も効かない子の扱い方等々、
親にとっては当たり前でも、学生にとっては特殊技能です。
発達凸凹きっずの親として蓄積した情報を、家庭教師に提供しましょう。
情報共有の時間にも、必ず課金をして労いましょう。
「取り決めた金額に、追い課金」
これもコツです。
取り決めた金額では、時間を購入したのみ。
感謝の気持ちは、別途課金して示してみてはいかがでしょう。
最初から高い金額を積むのもいいですが、
「仕事ぶりを認めてもらえた!」というやりがい感覚につなげるのもオススメです。
指導を継続してくれたら夏冬ボーナスを出すなど、
「この親子のためになり続けるとデメリットを超えたメリットがある」
と思ってもらえたり
「いい人たちだなぁ」
「役に立ちたいな」
と思ってもらえたりしたら、ナイス課金!と言ってよいでしょう。
家庭教師の移動時間、トラブル
家庭教師は、家まで来てもらうための交通費かかるから損、と思われるかもしれません。
確かに、遠くに住む家庭教師の先生を依頼すると、お互いの負担は大きくなります。
(通勤時間にも課金すると家庭教師の先生の満足度が上がります。
時給で働く人にとって、時は金なり、なので、やめてほしくない先生の時間は積極的に買い取りましょう。)
一般的には、家の遠い人は除いて、謙虚さ素直さ挫折経験のある人を募集して、指導力については育てるのが良いかなと思います。
ケースバイケースですけれど。
逆に住まいが近過ぎると、ケンカ別れしたときや、すごーくどちらかがどちらかを気に入りすぎてしまったときなどトラブルになるかもしれません。
大切なのは、課金額ではなく、
課金効果を上げるための親の暗躍です。
個別指導にしても家庭教師にしても、 答えはありません。
ベストは誰にもわかりません。
わからないからこそ、勝ち目があるとも言えます。
マシにする、という感覚で。
どんなリスクなら取れるのか、考えておきましょう。
続きます。
noudeka.com
読んで下さりありがとうございます!
もしかして発達グレー研究所でした。
おかげさまで広告収入が300円も!!
ありがとうございます!
*1:おばちゃんの認識を正確に言うと、しっかり最適な家庭教師を人選して、課金を惜しまなければ…年間うん百万かければ、偏差値20上の志望中学に押し込める確率は倍にできる。年間1000万課金で、東大や医学部までは押し込める確率を倍にできる。でも、その先がダメだ…背負う看板のデカさにつぶれる。都心の大金持ち家系で全て恵まれてきたような子でも、そうやって資産を食いつぶす側に回っていくのをおばちゃんは子供の頃から見てきたんだよ…。親の金で優遇されることに慣れさせるってのは、メリットもあるけどデメリットも大きいよ。お世話になる姿勢とか、誰にも勝てなくても日々を楽しめるメンタリティ、大事だよ…