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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

【開成生も目からウロコ!】算数から数学への架け橋

(2022.3.12補足、一部改変しました。
中学1年生に非ユークリッド幾何学に触れさせる数学の授業は、麻布、武蔵、栄光でも観測されているようです。情報下さった方々ありがとうございました!)

声のブログもあわせてぜひご利用ください!

開成数学との付き合い方を考える
anchor.fm

*1

目からウロコの本質的情報

在校生が
「目からうろこ!本質的情報、一人でも多くの新入生に伝えてほしい」
と太鼓判を捺した、開成数学科アナライズ。

学年担当(作問担当)の学年団こと先生チームにもすごーくよります。数学科がマイルドな学年だと
「うちの学年はそんなことなかった、ちょっと大袈裟」
と思われる方もいらっしゃるかと。

でも知っておいて損はないので。

開成の深海は、夜の大陸棚である

開成に入って深海魚(成績不振者)になるのでは、自信をなくすのでは、とご心配の方は多いようです。
繰り上げ合格のバトンを受け取ってから手放す方もあるようです。

実は、心配性なお子さんならば心配いりません(内部資料を見れば、え、ほんとだ、入試のときの成績と中での成績が関係あるのは、ぶち抜けたてっぺんだけじゃんってなりがち。年によるだろうけど、理Ⅲ合格者が俺開成補欠だったって言うケースはちらほら聞きます)。
ノートとって、謙虚に学べば、そこそこいけます。(詳しくは、ブログ内検索で開成 繰り上げ と検索してみてください。)


余裕かましてる発達凸凹っ子と、スタートダッシュかましたるで!!と息巻いてる親子さんには、声を大にして伝えたいノウハウがあります。
ちょっとだけお教えします。

開成の数学は、塾の数学とは違います!

受験ツールとしての数学を教えるならば、細かいレベル分け、ステップ分けが有効です。それは塾や家庭教師Try IT、スタディサプリなどの得意技でしょう。

ところが、開成などの御三家や筑駒でレベル分けなんてしたら、上位クラスに入るための競争が激しくなりすぎて、課外活動に時間を遣えなくなっちゃいますよね。

教えられる人もいなくなるわ。

全員が初心で学べるのは非ユークリッド幾何学ぐらいしかない

数学の徒としての前提は、入学者お一人おひとり異なります。

同じ教室に、数学星人からド文系の文学少年まで分布するのが難関校。
知的好奇心を刺激する目的で。そして、公式に当てはめるだけとか記憶頼みとかではなく、思考する訓練として。

敢えて大学受験用の数学とは全く異なる切り口の数学ワールドに誘います。

ここの数学は
「文系不利、理系有利」
などというような即物的な存在ではありません。

数学という経験であり、カルチュアであり、哲学であり、歴史です。

太宰治の正義と微笑的な学問観を以て接するべきものであります。*2

大学受験の数学しかご存知ない方は、御三家の数学ほんとなんの意味があるの?って思うと思います(我が所長もそうでした笑)。

しかし、この経験を通して、生徒たちは大きく変わります。

無知の知に至り、巨人の肩に載せてもらえるありがたさを痛感して謙虚になったり。数学への絶対忠誠を誓ったり。
先生の悪口を言って友達とつながる楽しさを初めて知ったり。
開成ならば、点数へのこだわりを一旦横置きして高2高3春あたりの
「各部各委員会引退&運動会と勉強のためのキモチの再集合」
まで、人間力磨きに舵を切ったり。

そう、思い思いの道へと導かれるのです。


このことを知らずに開成数学に触れると、ヤケドするか、歓喜するか、気絶するかのどれかです。

今回御縁がなくても御縁〜開成などの難関校名門校不合格で気落ちしていらっしゃる方へ。

惚れ込んで、目指して丁寧に勉強してきたのなら。

そしてそうする価値のある学校であったなら。

お子さんの中に、すでにその学校のカルチュアやスピリットの一部が宿っているとおばちゃんは思っています。


知ってる開成健児たちは
「開成好きでいてくれる人は、名誉開成生として称えたい」
と言ってました。
熱望校のスピリットと進学先のスピリットのハイブリッド中高生。素敵じゃないですか?


さあみなさんも、乾燥に負けず、口角上げて行きましょう。
十度!二十度!!三十度!!!


発達凸凹?成績凸凹?それともメンタル凸凹?
いい子過ぎる、アホすぎる、幼すぎる、達観しすぎる、スタンダードを外れたお子さんの育成戦略を、本音で考えるおばちゃんです。

フツーの子お断り!ご相談承ります。共に悩み、共に泣き、共に背負い、共に調べ、共に語り、共に笑いましょう!
お問い合わせはdoctorqolt@gmail.com


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*1:過去の声のブログ。文にしにくいニュアンスを。ラジオ代わりに聞き流していただければ。 もしかして発達グレー研究所 byQOLT • A podcast on Spotify for Podcasters ※Spotifyでも聞けます。 ※Twitterアプリ経由ですと、聞きながら他のことできないようです。 こちらにも(別の内容です。HPVワクチンのことなど) soundcloud.app.goo.gl

*2:太宰治の小説『正義と微笑』より 「勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても。その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものなのだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!これだけだ、俺の言いたいのは。……」 『現代日本の文学31 太宰治集』 足立巻一〔ほか〕編 学研より引用https://fumihazushi.com/education-cultivate


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