あけましておめでとうございます。
今週のお題「2020年の抱負」
素敵なお弁当を持たせない!!!です。
エリート家庭の発達障害あるあるのひとつ。
「自分も親のようにすごくなる!と思い込むフェイズと、
親のようになれないと気付き絶望するフェイズ」
親御さんがどんなにすごくても、お子さんは別人格。
そんなのわかってるよー同じ人格なわけないじゃーん!
……と誰しも思うのですが、うっかりすると同一視をやらかして自他境界バグの弊害を引き起こしてしまいます。
発達マニアのおばちゃんでも。
年末年始は、夏期講習以上に、在塾時間が長くなります。
四谷大塚、早稲田アカデミー、サピックス、グノーブル、日能研、市進、臨海セミナー、大手 個人に関わらず、まるまる1日塾にいる受験生が増えます。
9時間30分にも及ぶ正月特訓。
元旦そっくりテスト。
私立中高一貫校。
お弁当がなくては成り立ちません。
ということでお弁当のことを書きます。
ほめられるお弁当を持たせないという手法
早稲アカや日能研、四谷大塚などいつもお弁当を持っていく塾の親御さんたちも、サピックスの親御さんたちも、正月特訓となりますと、いつも以上にお弁当作りに頭を悩ますのではないでしょうか。
素晴らしいお弁当、
作れちゃう方、
私立小学校など特殊環境の方は、
そのままで。
今回は読まずにほかのエントリーを読んでくださいね。
今回は
「私の作るお弁当、なんかパッとしない……」
「お弁当がプレッシャー……」
って親御さん向け。
パッとしない、ぐらいがちょうどいいかもしれませんよというお話です。
無用な優越感を無自覚に与えるのは考えものです。
憧れの的となるような素敵なお弁当も、心の毒になり得るんですよ。
素敵な服、素敵なおうち、もね。
偉いのもすごいのも子どもではない
「うわぁすごいお弁当美味しそうー!!」
「新しいおようふくだね!おっしゃれー💕」
「おうちひろーい!」
これ全部、言われたら嬉しいですよね、お子さんも親御さんも。
でもね、これ、子どもの努力や実力とは関係ないんです。
親の属性に過ぎないのです。
親の愛情深さは、子供によって引き出されます。それでも、所詮は親の力なのです。
親離れや自他境界の設定と共に、手放さなければならない「自慢の種」。
親の力による何か(親の経済力、行動力、遺伝的才能等)をほめ続けられた子はどうなるでしょうか。
何割かは、
確かに、一般に言われるように、愛情豊かに育った自分は幸せだと認識するでしょう。
が、何割かは、親のすごさを自分のすごさと混同したまま、思春期あたりまで育ってしまいます。
親に与えられたお弁当や衣類、住居を他者にほめられて嬉しく思う気持ちは誰にでもあります。
親としては、素直に誇らしげにする姿、可愛らしく感じて、あれもこれもと貢ぎたくなる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、よく考えてみてください。そのまま大人になったらダメじゃないですか?
親のクレジットカードを見せびらかす精神と、何がどう違いますか。
成長過程で
「まぁ私は私、こんなもんか!」
とバランスを取れるようになるタイプの子ならば、気にしなくていいです。
そうでない子は
「親の属性振りかざして空威張りする残念な三田佳子さんご次男系」
あるいは
「親の偉大さと深い愛を知るがゆえ、自分が情けなくなり、生きるのがしんどい坂口杏里さん系」
になりかねません。
忙しいのに身を粉にして、
クレカ見せびらかし級の暴挙をアシストしたり、
我が子も将来背負う可能性が高いお弁当作りに関して、ハードルを異常に上げてしまったり、
青年期以降の我が子を
「自分の親のようには なれなかった」
「自分の親がしてくれたようには してあげられない」
という苦しみの深海に沈めてしまうのだとすれば、どうですか。
「素敵なお弁当作り」子育て目的としては、猛烈にコスパ悪いと思いませんか。
一緒に作って、手際の良さ含めて習得させることとセットなら、とても良い幸せ教育だと思います。
または、親御さんご自身の趣味的な承認欲求ケアとして機能させるなら、それはそれでいいでしょう。趣味ならば、労力と効果を気にしなくて構いませんものね。
ただ、素敵なお弁当による愛情表現は、けっこう毒性あります。
無自覚なマウント、我が子が子供を持つことに対する無自覚なハードル上げ、につながり得ること、忘れないでください。
大好きな親御さんに素敵なお弁当を作ってもらえる生活や、大切なお子さんにより良いお弁当を作ろうとなさる思いは本当に尊いですが、呪いになりかねないです。
うちの子もしかして発達障害、と思う親御さんは、親御さん自身のメンタルを考慮する必要はありますが、親御さんの承認欲求は、お子さんと切り離したところで別途ケアができたほうがいいかもしれません。
無駄な労力はカットしないと身が保ちません。
お弁当作りで身も心も癒されているならば別ですが、苦痛ならば、憧れの(笑)アメリカのお弁当を見習ったり
冷凍食品だけを詰めるなどして
しなやかメンタルと愛されキャラの醸成に注力していただくのがおすすめです。
※アメリカ、カナダ、オーストラリアの人達は、お弁当と言えばジャムかチーズのサンド、スナック菓子、リンゴ、程度。
雑。めっちゃ雑。それであのガタイよ。
その代わり晩御飯は肉!肉!肉!肉!
*1
親パワーでいい気分にさせ、親パワーでドヤり、承認欲求満たす癖。わざわざお子さんにつけなくてもいいんですよ。
特段の理由がなければ、お昼の栄養バランスが欠けても大丈夫。
おうちでならば、食べてるシーンを眺めることも、写真撮影もできるので、親御さんとしても、他人に評価されなくても幸福を感じることができると思います。
でも、お弁当を手間隙かけて作るのは、ほんとコスパ悪いです。
(素晴らしいお弁当を学校でこっそり捨ててる子の話、聞いたことたくさんあります)
手間かけた素敵なお弁当を作るのは、元気があり余ってしょうがないときだけにしましょう。
繰り返しになりますが、素敵なお弁当は、時短な作り方伝授とセットなら、それはお子さんにとっても親御さんにとっても心強い武器になります。
一方で、
「ウソみたいだろ……お弁当なんだぜ、これで……」
みたいな雑弁当で笑えるゆるさ。
これも、これからの時代に持続可能な幸せにつながるのではないでしょうか。
「自分も親のようにすごくなる!と思い込むフェイズと、
親のようになれないと気付き絶望するフェイズ」
このギャップこそが過剰な反抗期につながるなんて説もあるぐらいです。
*2
…………という熱いポリシーのもと(???)私は令和2年2020年、
雑弁当でいきます。
雑弁当ばんざい。
食べるものがある、それだけでもありがたいと思える子に育てましょう(*´∀`)♪
※かといって、私のように、冷凍の今川焼を5個入り袋のまま持たせるのはやめましょう。
早弁したら、歯が欠けます。
読んでくださりありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします💕
もしかして発達グレー研究所でした。
*1:蛇足ですが、我が家では、西欧を見習い、野菜や炭水化物を制限した方が巨大化するという仮説を立て、人体実験をしています🤣 っていうか乳幼児期好き嫌いが多すぎて、野菜食べてくれず、苦肉の策でしたが。 女子校時代に習った栄養学を元に、フォローアップミルクやスムージーで生きながらえさせました。 顎の力は、スルメやバスタオルで鍛えました。 親は大柄ではないので、親子で人に会うと 「失礼ながら、何を食べさせたらこんなに大きくなるんですか…?」 と聞かれます。