Jjnl7DtdA3aiyFVnkj0VWghMprCEHvMQ_8rxgZx-tGY

もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

7テレビが想い出に変わるまで【地方公立卒エリートと中学受験7】

テレビが親友

妻は、もしおに友達を、友達を、と

壊れかけのラジオ……

いや、

壊れた朝日ソノシートのように

繰り返し言っていた。



ぼくは、ずっと、聞き流していたし

思い出そうともしなかったけど、

ついに記憶の最上層に置かれた感がある。



友達……。



記憶のスポットライトが

現在を離れ、再び大過去を照らす。


友達はいなかった。

少なくとも、

ぼくが友達と呼びたいような友達はいなかった。

今もだけど。


子どもの頃は、ひとり、

夕方の再放送アニメをみながら、

ぼくはしばしば地球を救っていた。


宇宙を旅することもあった。


勉強したら、いつか

ドラえもんの道具みたいなものを作れるかもと、

夢見たりもした。

この時間の再放送枠が好きだった。


クイズ番組も大好きだった。

あー、記憶が溢れてくる、

アメリカ横断ウルトラクイズの能勢さん……
クイズ世界一周双六ゲームの乾浩明
クイズ世界ふしぎ発見の草野仁
クイズところ変わればの山口良一
クイズショーバイショーバイの逸見正孝
アタック25の児玉清
わくわく動物ランドの小林亜星と関口宏
クイズ天国と地獄の山城新伍
桂三枝の国盗りゲームの法螺貝の音、
クイズなるほどTHEワールドの愛川欣也、楠田枝里子ひょうきん由美……
クイズ年の差なんての中山秀征
マジカル頭脳パワーは女子向きだったな


地元は、チャンネル数はわずかだったが

在京キー局制作の

クイズ番組をたくさん放送していた。


小中高の行事はほとんど記憶にないのに

テレビのことは

テーマソングと共にありありと思い出せる。

あの頃は、

テレビから、たくさんのことを学んだ。



家族に怒られるから、

口には出さなかったが

誰よりも早く

心のなかで答えを呟いて、

心のなかでガッツポーズをしたり、

がっかりしたりした。


自分も、スタジオにいるような気がしていた。

写しだされる世界の不思議に、

出演者たちと一緒になって、目を見張った。


東京至上主義

テレビは、

アニメとクイズ番組以外

東京の話ばかりだった。


天気だって、

きれいなお姉さんが

説明してるのは東京のことだけ。


東京に台風が来るかも、ってだけで

電車が!電車が!と

大騒ぎ。


地元の天気は、常に、静止画。


……いや、正確には、

常に、ではない。



ダムが決壊したときと、

高校の近くの山が崩れて

家屋が潰れ、鉄道が脱線したときは、

ヘリで生放送してた。

つまり、死者がたくさん出たときだ。



ぼくの通った高校は県内有数で、

田舎基準ではそこそこ栄えた町にあった。

今も、電車はない。


朝と昼と17時以降に来るのは、

ディーゼル機関車であって、電車ではない。


……という言葉へのこだわりが嫌われることも、

そして、「県内有数の高校」なんて

東京人とテレビにとってはクッソどうでもいい

ってことも今は、痛いほど知っている。



大好きだった「友達」だが、

東京至上主義の報道姿勢が

鼻につくようになったり、

ぼくのほうのこだわりも出て来て

フィット感を感じられなくなってからは、

見なくなった。





今のテレビは……なにも教えない。

なにも教えてくれない。

ぼくの頭が昔より 大人になったからなのか?

……違うな。

作り手とターゲットのレベルも、

制作の手間も、下がってる。


昔の番組、コストかかってたよな。

風雲!たけし城とか、

アメリカ横断ウルトラクイズとか、

ドリフとか、8時だよ!全員集合とか、


今YouTubeで見るとビックリする。

ものすごく、お金かかってる。



今は、低コストのいいコンテンツが

ネットに転がってるから

テレビもコスパ優先せざるを得ないけど、

コスパ優先しようにも、センスがない。

だから衰退する。


存続のため、

どんなあくどいスポンサーの命令でも聞く。


テレビはオワコンだな。




……待てよ。

ぼくは、

もしおの教育にコスパを求めてるかも。

それってどうなんだろうな。


もとい!

ちょっと思考がそれた。

自分の頬を軽くひっぱたいて、

思考テーマをもとに戻す。



友達の話だ。


そうか……


……もしお、「友達」、いないのか……


自分の過去を思い出し、

初めて、「友達がいない」ということを、

重く受け止めた。


もしおには、今は、父であるぼくがいるけれど。

もしおとぼくは親友同士だけれど。

まだ甲高い声だけれど。


いつのまにか、おでかけに誘っても

ゲームを選ぶことが増えた、もしお。


そして、

塾が楽しい、と言った、もしお。

塾には、友達がいるみたいだ。




まてまて、ゲームが本当に悪いかもわからない。

東大医学部にもゲーマーはたくさんいる。


ゲーム業界だって、

マグロの稚魚を食い荒らすような真似は、

しないだろう……いや、するかな?


しかしだ、友達のことって、

親が考えてやらなくちゃいけないことなのか。

だとしたら、

やっぱり東京の子育ては不自然だな。



また気が変わって、

塾やだとか言い出すこともあるだろうな。

そのときどうするか、も考えておかないとな。



私立中高一貫について、

ぼくは知らなくてはならない。

まずは記憶から手繰っていく。


私立のあれこれを忌憚なく教えてくれて、

アンチだったぼくに、

私立中高一貫という育ちっていいなと思わせ、

そして、

最低だと思わせたのも、

Kだった。

「K……どうしてるかな」




続きます。
【8】
correct-me.hatenablog.com





読んでくださり、ありがとうございます!

もしかして発達グレー研究所でした!


悩める親子の幸せを

本気で応援しています!

人生何周目?かのちょっと変わった視点で、

子育て、教育、発達障害の記事を書いています。


下手な文章で恐縮です。

流し読みお願い致します🍀


発達障害・グレーゾーンランキング にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ
にほんブログ村