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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

「受験直前まで学力伸びる」という呪い


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「受験当日まで学力は伸びる!」
「受験直前期、まだまだ偏差値は上がります!」

…こういう通り一遍の気休めで元気出てがんばれる単純な子は、ラクでいいよなぁ…今回読まなくていいっすよ〜(投げやりw)。


思考力が荒ぶりがちな、凸凹っ子や過剰適応っ子、繊細っ子の中には、こういった励ましによっていちいちモヤモヤしている子がいます。

彼らは幼児期は意欲的なのですが、声掛けなどによって、じわじわとやる気を手放していきがちです。


「自分以外の人の学力も、これからぐいぐい伸びるのだな…自分の伸びしろを考えるともう消化試合だな」
などと感づいてかえってやる気がなくなるかのようにね。
恐ろしいですか?これ、思考力強い子あるあるなのです。 


よもや、既に失速し始めていたり、やる気がブレていたりと、右肩上がり状態でない子にとって、一般論としての
「まだまだこれから伸びる!」
は、お子さんを人間不信に導く、呪いの言葉にもなりえます。


言葉から取り入れてしまった毒は、言葉で解毒できます。詳しい解毒の方法は、人それぞれですから、試行錯誤が有効です。
うちの子、このタイプかもと思われたら、この記事の内容を知らせてみるか、ご相談くださればと思います。


今の力を確かめたいと思うな

受験直前まで学力伸びるかどうかは、人によります。

どうしてもそれを確かめたくなって、よその模試を受けに行きたくなってしまう、これは、ADHD風味のアスペルガー家系あるあるです。

ただ、そもそも論として、模試には学力という抽象的なものが伸びたかを示す機能はあまりないと思ったほうが良いです。

まして合否を占おうなんて言語道断です。この先、フルメンバーが揃う模試はありません。問題も異なります。

これまで、志望校の合否を確かめられる模試はないと考えて、と常々申し上げたのは、模試のない期間を乗り切るためでもあります。


特によその塾の模試は、ここから受験まで(なんなら中学卒業程度か高2ぐらいまで)絶対に受けないことを強くおすすめします。

もちろん結果論として、よその模試で出たことが本番で出た、みたいなことがあり得ないわけではありません。

しかし、その奇跡狙いには、弊害が大きすぎるのです。ここで手を拡げることが本当に良いことなのか、今一度、考えてみてください。

それでは熱望校に落ちてしまう、って?

こだわり抜いた志望校不合格という危機的状況から立ち直るには、不本意な学校においてもすてきな人間関係を構築する力が必要です。

同時に、志望校にこだわりすぎると、実際の進学先の不本意度が上がる傾向があります。あっ、おばちゃんの与太話なんで、根拠は体感ね。


いずれにしろ、あなたのお子さんがどの問題まで取るべきなのか、どこまで復習すべきなのかの判断は、素人さんには困難です(家庭教師さんの能力はピンキリです)。

塾がすすめる模試であれば、先生に聞くことができるでしょう。

しかし。塾が受けなくていいと言う模試を受けたときは、その取捨選択や分析を的確にしてくれる先生はいません。かなりのロスやストレスが予見されます。少なくとも、そう思ったほうが無難です。


模試は
・入試をジェットコースター的に、あるいは展望台感覚で楽しむために受ける
・定着が甘いところを見つける(だから直前に見返したことで運良く取れた点はほんとは除去したほうがいい)
・場慣れ
これぐらいの効果はありますが、なんなら場慣しないほうがいい緊張感で受けられるという特性を持った子もいるぐらいです。

受けるなら、結果を見たときに
「よし!がんばろう」
と思えなかった場合に備えつつ受けるべきです。模試が精神安定剤になるとは限らないし、落ち込んだ気持ちを立て直そうにももう模試がない、みたいなことにもなります。
だから模試ごときに依存すんなってば…。


12月以降の他塾模試の結果は、揺さぶり要素と激励要素が入り混じる上、あとがない。
受け取り方が上手でないなら受けないでね。


なお、揺さぶられている心理的余裕がある人であっても、余裕すぎて難関校模試総ナメ〜すごいでしょぉぉおみたいな生き方・育て方は、オススメできません。

タイトルゲッター模試マニアの行きたがる道は、たくさんの元成績自慢達の屍が横たわっている、腐臭漂う地獄の一里塚。
バランス感覚がなければ、そのまま学歴フェチをこじらせて、自身の人生のみならず、結婚や子育てでも迷子になります。


ゴールデンタイムも諸刃の剣

受験直前は、短期記憶勢にとってはゴールデンタイムであることは確かです。
しかし。ゴールデンタイムであるがゆえに、睡眠不足・詰め込み過多にもなりやすい、難しい時期でもあります。

反対に、長期記憶が得意で模試バッチコイだった子なのに、12月のサピックスオープンで短期記憶追い込み勢にぐっと詰められ、不安の中過ごすこともあります。


「受験直前まで学力伸びる」の学力、ってさ、インプット力、保持力、出力、持久力、集中力、精神力…などなどあまりにも複合的なことを雑にまとめた言葉なので、雑に前向きに受け取っておけばいいんだよ。でもねぇ、なかなか難しいよね。


全力で目指させて全力で絶望させて全力で遠回りさせるというのは最強人類の作り方の1つではあるけど、絶望受け止めようにも、親も子も心がもちませんものね。

一瞬の打ち上げ花火ではない、我が子の幸福な学びを願う?それならおばちゃんがついています。人生100年時代の子どもたちの学び、一緒に見守ってまいりましょう。

読んでくださりありがとうございます!
おばちゃん記事で、親子メンタルをととのえてね!
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