ざっくりとですが、昔と今の環境の違いを考えてきました。突っ込みどころは数あれど、お子さんとの関わりをふりかえるきっかけにしていただけたらと思います。
そもそも受胎から出産に至るまでの率が違い、生まれてから成人するまでにも淘汰がありました。特性を活かせる仕事、コミュニケーション能力が乏しくてもできる仕事が、多く残されていました。
自閉傾向あり、木や階段から落ちまくった私自身、そして我が子達も、世が世なら出産時や幼児期に事故死していたか、生まれてくることができなかったのでしょう。
そう思うと、子育てにおける期待など、無駄な力が抜けるでしょう。
無関心はいけませんが、期待は、出来る限りの控えめにして、裏切られた!という負の感情に揺さぶられないようにするのがお得です。
昔に戻ることを望んでも無駄なので、現代人らしく蓄積した知恵を使いこなして対応していきましょう。
人が、生きてそこにいるだけで奇跡です。
正直なところ、発達障害、特にアスペルガーなど自閉を伴うキャラクターや注意欠陥がひどくて運動神経も悪いというような子はなおさらです。
こう申しますと、だったら生まれてこなければよかったのに、と仰った親御さんもいらっしゃいますが、我々のお付き合いを通して、愛せるようになった、この子なりの幸せを考えてあげたいと思えるようになった、と振り返ってくださっています。