学校以外の場所で自己効力感を得る、つまり役割や自己満足を得ることは、宿題をすることよりも手っ取り早くメンタルを底上げすることがあります。
最も手っ取り早いことのひとつは、「お客さん」として扱われることです。
簡単に自己効力感を得ることができます。
注意すべき点は、この自己効力感は、他者からもたらされるものであり、強い脳内麻薬だということです。
あまり頼りすぎると「お客さん扱い中毒」になります。依存や中毒の危険を理解した上で、感じのいいお店に行きましょう。
髪が伸びていませんか?
「明日から学校?宿題終わった?」
「学校始まったんじゃないの?学校行かなくていいの?」
「学校楽しみ?」
また、「髪切った?」と聞かれることを想定しておきましょう。
私は若いときプライベートに踏み込まれるように感じ、このような言葉がけが嫌だったのですが、年を取るとそれが「暑いですね」「いい天気ですね」「蒸しますね」と同じぐらいの意味か、合言葉みたいなものだとわかりました。
「暑いですね」と言われたとき(くっそ、こいつ暑がりアピって、マウントとりやがって)と思いますか?私は昔は思っていたのですが…
挨拶は記号、合言葉です。
合わせてみたほうが楽にステージクリアできます。突っぱねる必要はありません。
あなたも、合言葉を使ってみましょう。
ちょっと背伸びして、「もちろんです」とどやるのもいいのですが、ただのおばちやんのおすすめは以下のものです。
「そーですねー、すみません、言いたくないですw」
「記憶にございませんwすみませんw」
「せっかく忘れてたのにヒドスw」とかわしてみるのはいかがでしょう。
それとも「宿題なんてやるわけないじゃないですかw」にトライしてみますか?
自虐的ワロス感が自分で出せるようになると、脳の完璧主義が緩和されて、余計な負荷が減ります。
他者から、どんな声かけをされるのか、どう返すのか、それに対してどう返ってくるのかのパターンを学習し、
「やらなきゃだめでしょw」「俺も宿題嫌だったけどw」「帰ったらやりなよw」「信じらんなーい」など返ってきそうな答えを想定しておくだけで、うろたえずに済み、ダメージは少なくなります。
想定は、防御魔法なのです。
「学校大事、勉強大事」とドヤられてもそれは自分の過去を投影しているだけの思い出話のようなもので、あなたのこととは別の話です。
記号のような言葉のやりとりに、マウント力はありません。
あなたにはあなたの思いがあるはずです。
他者には他者の思いがあります。
それらは、オセロでも囲碁でもありません。衝突して駆逐する必要も、駆逐される必要もありません。
あーそーゆー考え方もあるのかもねー、とつぶやく時間を増やしてみてほしいと思います。