授業参観の日、何をなさいますか?何を目的に足をお運びになりますか?
休み時間は、久しぶりに会うママ友とおしゃべりをして、保護者会で浮かないで済むようふるまう…
授業中は、目立つ子や先生をなんとなく眺めたり、我が子の授業態度を見たりして一喜一憂…当てられて、うまく答えられたらほっとして、手を挙げているのに当てられないとちょっとガッカリして、みたいなかんじですか?
わー……ふつーですね。
お子さんが典型発達なら、そういうふつーな参観にならざるを得ないんですけれど
(フツーの子とその仲間たちを参観するのって、どの子でもあまり変わらないので、つまらないんですよ、取り繕うから、テーマのあるハリボテ作品見てるみたいなかんじ)
なんの実りもなくて構わないなら、定型スタイルの参観でもいいんですけどね。
あのー、お子さん、変わってるんですよね?
親御さん、「普通か、普通以上に丁寧に育てたつもり」ですよね?それでもって、困ってるんですよね?
でしたら、参観日、親御さんは「いつも通り」「当たり前」とはちょっと違った過ごし方をすると、違うものが見えてくるかもしれません。
※実際の対応は多様すぎるため、割愛します。有料相談では親御さんとお子さんに合わせて具体的にご提案していますが、恐らくお母様かお父様など日頃最も精神的に近い距離でご覧の方が「視点を変える」と意識なさるだけでも、見えてくるものがじゅうぶん違ってきますよ!
気になるお子さんの様子を見るのに適しているのは、参観日よりも下校時や、休み時間といったフリータイムではないかと思っています。
飽くまでも、お子さんの学校における日常の様子を見る、という理由であれば、参観日でなければならないということはありません。
実際には、発達凸凹傾向のあるお子さんを持つ親御さんにとって、参観日には、参観日ならではの親子の課題、戦略があります。
見られるデーである参観日に、お子さんはどうしているのか?もちろん観察はしますが、観察の目的が叱る材料を見つける目的とならないようにくれぐれもご留意ください。
礼儀だの、恥だの、外聞だの、ママ友感情だの、そんなママン世界の事情にかまけている場合ではありません。
礼儀も恥も外聞もママ友感情も、ツールとして利用する分にはとても有益になり得ますが、それらそのものを目的とするのは、子育てにおいては本末転倒状態です。
ツールに振り回されないほうがよいのではないですか?
ヒステリックに叱られることで問題行動が消えるタイプなら、とっくに品行方正スーパー優等生になってるんじゃないですか?
純粋に、支援と育成のデータとして扱いましょう。
その上で、叱るかどうか、どのように叱り、どのように落としどころを設定するのか、考えたほうが、親も子どもも無駄に疲弊せずに済みます。
親子のライフハック獲得に繋げましょう。
普通の関わり以外に活路があったりするのです。
続きます
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