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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

ささやかな幸せ自給率を上げよう1

こんにちは、ただのおばちゃんです

挫折を仕組むという手法 - 「もしかして発達グレー研究所」凸凹ハートの子守唄~幸せになるためにできること!by QOLT

克服経験を前提とした挫折を用意するかかわりについて

ご紹介したのですが

そのとき他者への勝利、他者からの称賛を

自己肯定の支えにすることの危険性に

触れました

 

そこで今回は

「理想へのこだわりや

承認欲求を緩和させ、

ささやかな幸せを

自家生産する思考回路を

形成していく」

ということを目的とした

ペアレントトレーニングに触れてみます

 

愛されキャラに育てようとするとき

・他者の挙動に自己肯定を依存しすぎない

・自己肯定感と自己効力感が別物であると認識する

ということが大切です

 

自己肯定感を育てたいならば、

本人以外と比べること、競わせること、
ほめること(!)、

出来た!を承認しすぎることに
慎重になってください

 

比べること、競わせること、

ほめること、ゲーム、
いずれも、
しばしば強すぎる承認となり
自己肯定(正確には、自己効力感。自分は出来る!)につながります
そして

この感覚をベースに
競争心や承認欲求を高めます


向上心、そして勝利につながる
ひとつの大切な要素ではあります

(財界人、スポーツ選手や有名人には

そういった作用を味方につけた人たちが

たくさんいます)


脳にとって、勝利は麻薬です

自己研鑽と他者への勝利が
ポジティブフィードバックとなって
自己効力感を支えてくれる間は
うまくいきます

 

ところが、落とし穴があります


勝利は自家生産できない上、
強すぎる幸福感をもたらす劇薬なのです


ピュアな心身は、

あっという間に勝利や比較優位の幸福感に依存します

バランス機能がデフォルトでついている子はよいのですが、
不運、けがや体調不良、老化、
研鑽のためのお金や時間が
取れなくなった時
自己効力感の供給源を失います
強い幸福感の供給が断たれてしまいます

 

そのとき、
家族の愛情や、本当の意味の自己肯定感など
磐石な支えがあれば
乗り越えられる可能性が上がりますが…

 

清原和博元選手、のりPこと酒井法子さん、
元光GENJIの赤坂晃さん 元ドリカム西川隆宏さんなど

嫌疑をかけられた方々

 

実際どうかはわかりませんが、

能力や人気のピークを過ぎ、

勝利、称賛という麻薬が足りなくなった時
苦しくなってすがってしまったのではないかと思います


他者への勝利や他者からの称賛という
自家生産のできない幸福感を
自己肯定の支えにすることは
危険です


※意外かもしれませんが
「ほめられること」も

育てにくい子にとって

良いことばかりではありません


他者の称賛として

受け取っている子にとっては
ほめることも諸刃の剣だと考えています

 

幼児期から少しずつ

自分でダメな自分を認める

自分でダメな自分をほめる

自分で自分を締める、というロールプレイ作業をし

そのバランスを意識していただくように

親御さんとともに取り組んでいただければと思います

 

思春期等

ほめられることを拒む日が来ても

関わりを拒む日が来ても

親が子を拒むわけには、そうそういきません

 

もしかして発達凸凹、なお子さんは、心とからだの成長時期がずれているため、身体的に大人になって、ほめられることが不愉快だと思う時期、心境であっても、

社会適応のためにいつまでも

「聞く耳」を温存させる必要があります

 

ほめ頼みの子育てで

反抗期前期を迎えますと

子どもは混乱します

思春期は親の承認価値が暴落しますから

「親の称賛は大げさである、裏がある」

「親なんかに褒められてもしょうがない」

という気持ちと、

大好きな親に誉められて嬉しい気持ちが脳内で殴り合いをして

主導権を争うことが多いです

 

子どもにとって親が承認をもたらす存在として物足りなくなる時期になっても

「ほめたら素直になった」という成功体験を忘れられない親は、気付かないで無自覚にほめ続けてしまいがちです(自戒を込めて)

 

子どもによっては、ほめ抵抗性がない個体もいて、ほめられるといくつになってもえへへー♥と気分良く思う子もいますが、たとえ反抗期がなくても、親の神通力は弱くなっています

 

親は、誉め言葉でアドバイスを

サンドイッチしているつもりでも

アドバイスの部分だけが

苦言としてぐさぐさぐさぐさ突き刺さる、というのは

親の承認力を過信した親がよくやってしまう大失敗です

 

「親の言うこと一括ノイズキャンセリング機能ON」

そんなヘッドフォンはないので、お子さんの脳のほうでシャットアウトしてしまい

親御さんからしますと

「うちの子、親の言うことなにひとつ聞かない」

となります

 

また、

自分の成長や所属集団に合わせて
言動と思考を微調整する力が弱い子は、
自分の成長や所属の変化に伴って
親がほめてくれなくなっていくこと、つまり、大人扱いを
悲しみ、裏切りだと思い込むことすらあります

 

たとえば、身長が伸び止まってから親は「大きくなったね♥️」と言いませんよね。これ、言ってくれなくなった、寂しい、という身長170のお子さんとか。

九九を覚えたら、割り算を覚えたら、受験が終わったら、頑張ったことを過去扱いされてしまったと思い込む。これも言語化できない不満となり、心の中で腐敗していく。

赤ちゃん扱いしてくれていた祖父母がいつの間にか厳しいことを言い始めた、というとき、悪意だとして受け取る子もいます。

小さい頃の写真などを見て親がかわいいかわいいと喜ぶ姿を、悲しくて見ていられないという子もいます。

 

人から供給される幸福感の多くは、持続可能な幸福ではないのです。

 

他者から提供される勝利や称賛ベースの
自己肯定感が
どれくらい危険かというと

食糧自給率0パーセント
国民の食糧生産のすべてを
中国に委ねるのと同じくらい
危険です(変なたとえ…)


では、どうすればよいでしょう?続きます。

 

correct-me.hatenablog.com

 


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