続きです。
(学習性無力感で悪口を減らす具体的な話はまだ先になります、ここは前提の話です、ごめんなさいご容赦ください)
悪口を言う子はいろいろですが、
身に付ける過程はだいたい同じなのですよ。
「興味を持って」!
「スモールステップで」!
「その子のペースで」!
「効果を実感しながら」!
身につけているんです。
さらに
「強いインパクトと共に知る、覚える、使ってみる、応用してみる、効果が得られる」
…そりゃ身に付くわ!
詳しくお話しします。
強いインパクト。
これは発達障害に限らず、記憶の際にとても有効ですね。
不快感、愉快感、どちらのインパクトも記憶を助けることがあります。
人は、生まれながらに悪口を悪口として認識できるわけではないのです。
こんなこと言われた、と報告したら親が
「許せない!!」
と真顔になって抱き締めてくれたり、
まわりが
「そんなこと言っちゃいけないんだよ!!!!」といきり立ったりなど
「言葉の力がもたらした影響・変化を感じた経験から類推」
したり、
「口調や状況から自分で考えて、不快であると学びとった」
というのもありますし、
他人Aが他人Bに対して悪口を投げ掛けて、
そのときのBの派手な不快表現リアクションや
エスカレートしていくボルテージを
面白いと思って眺めつつ
「これぞ悪口!」と「自分で学びとった」というケースもあります。
どちらにしても「インパクトと共に自分で学びとった」ということがミソです。
悪口を言いたがる理由は多種多様ですが、その中のひとつに、あまり言及されない理由があります。
悪口は、自分の力で勝ち取った武器なのです。尊い、思い出深い戦利品なので、みせびらかしたい、威力を試したい、そして否定でも肯定でもいいから承認(この場合はリアクション)を得たい、ということです。
7に続きます
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