高機能の子が、
集団において悪口を「自然に」学ぶと、どうなるでしょうか。
フツーの子は一度にたくさんの語彙を増やすことはあまりありません。
そのため、多くの場合、フツーの子が覚えてつかうペースで
悪口に触れていくことになります。
興味あることに記憶力を発揮する子にとっては、自動的に、スモールステップになっているのです。
お口の多動のある子から学ぶときは、共鳴し合い
これまた脳をコピーしてるのかというほどの高精度で習得します。
スモールステップ
または、共鳴相手からのインパクトのある導入、
快、不快、の強いインパクト
そこに、
自力で学びとった達成感というインパクトまで
追加されています。
悪口は、悪口ならではの負のパワー、悪の魅力があります。
さらに、
日頃あまり楽しく話せない人でも、
道行く人も、とにかく誰でも知っている、言ってみれば「世界共通語」です。
このお宝言葉をかざせば、退屈でなくなる…
ワクワクが手に入る…
みんなでワイワイできる!←いや、おもくそ嫌われてるんですけど…
それでも、本人が、興味持って自分で学び、覚え、実践、応用、効果を確認、ってことですから、もっと知りたいもっと使いたいもっと効果を得たい、となるのも無理はありません。
典型発達、つまり定型寄りの人間の場合、不思議なもので、
悪口など特定の語彙が、頻度の高い口癖となって同時にいくつも発生することは
ほとんどありません。
同時多発的に特定の悪口の口癖化が発生し得るのは
知能の高さゆえのようです。
それでも、効果的に繰り出せる悪口の量(アウトプットの質と量)には制約があります。
センスないからやめろと言われますが例え話をしますと
アニメのおそ松さんを真剣に見ている場合、
イヤミさんのシェー!とハタ坊のダジョー!と
デカパンさんのダス!チビ太のテヤンデェバロッチョ!ケムンパスのヤンス!を認知(インプット)するとしても、
同時期に全てが口癖と化するケースはほとんどないと言っていい、ということです。
どれかひとつをピックアップして口癖化するに留まるでしょう。
えー、何言ってるのか分かりませんよねすみません…
もちろんお子さんによりますが、
一気に大量の知識(語彙)を詰め込んでも、使いこなせるようにはならないのではないかと思うことがあるのです。
※エリート多動の場合は、いくらでも!使いこなします。後日書きます。
「インプットの質と量を多くしすぎて、アウトプットのときにボトルネックで詰まる」という、凸凹の特性を、悪口言うのが好きな子に応用するのです。
「能力値を超える量の悪口を詰め込み学習して、悪口の能力を伸びきったゴムにする」ということです。
詰め込み学習の弊害、と呼ばれる現象を逆手にとるのです。
続きます
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