上司と部下
仕事は一見、うまくいってた。
イヤと言えない、
紳士な同僚や部下たちを
アゴで使って、回してた。
なぜか
彼らが、力つけて。
私、リーダーシップがあると
認められちゃった。
けど、
その子達は
どんどん栄転していって、
私の手元を離れていった。
いつの間にか、時代が、変わったのかな。
ドクターX大門未知子みたいに
しれっと「致しません」
って言う若手ばっかり、
アメーバみたいに増殖していくの。
「権利なんだから、
行使しないともったいない。
拒否したらマタハラですよ」
「ダメなら
ハラスメントで訴えちゃいましょ！」
そんな声を
会社のトイレで聞くこと、
ものすごく増えた。
モヤっとする。
そりゃ、私だって、
希少女子として
特権行使してきたから
何も言えないけど。
自分のことさえ棚に上げたら、
不快感しかない。
ろくに保活もしないで
犬猫みたいにポンポン子供作って
入社してすぐ産休、
10年近く育休取って、
辞めるとか、
そりゃいろんな事情あるのはわかるけど
そういうことする夫婦のことは
人間として信用はできないよ。
うちの部署はコスト部門だから
ぎりぎりの人数で回さざるを得なくて
育休明け○○さんが戻るまでの辛抱だ
なんとか乗り切ろう、って
誰も言葉にしないけど
内心思って歯を食いしばってる。
だけど、最近のコは、
戻ってこなくても悪びれもしない。
表向きは、
おめでとうとか、大変だね、
頑張ってね！
って必死で笑顔で言うけど
正直、
イヤミとして受け取ってほしい。
チームは
いつも人が足りなくて、ピリピリ。
そこまでではなくても、
今どきの子は、
インターンのときはできてたことすら
できません、と言う。
ご縁がありそうな子は、
いつかは自分の番と思うから、
せっせとフォローに回るけど、
そうでない子達の
静かなヘイトはたまる一方で、
ギスギスしまくり。
業種が斜陽だからか、
そういう時代なのかはわからないけど、
少なくとも
私のやり方じゃ、
もう、回らない。
なんとか管理せねばと
躍起になればなるほど、
若い部下たちは、
ふてくされ、離れていく。
あれっ、これもしかして、
もしおの学校で起きてるのと、
同じことじゃない？
上司よ、部下よ、
しょぼい管理者に期待しないで…。
いろんな権利や自由があるけれど、
どうか
これみよがしに振りかざさないで、
せめて、表向きだけでも、
申し訳なさそうにして…。
再生不良性
アートメイクに
まつげエクステ、
フォトフェイシャル、
ボツリヌス菌注射…
その他
努力不要の美容ガチ勢だから
一見若見えするけど、
なんか最近、抗えなくなってきてる。
高級ホテルの照明ならまだ見えるけど、
自然光だと
不自然な凸凹が目立ってきて
しょうがない。
副作用？
と思うことも、増えている。
仕事ストレスで老けて、
仕事で稼いだ金で
なんとか復旧工事をする日々。
仕事ストレスを
ごまかすための散財。
どうなんだろ。
なんか、私、
消費しかしてないような。
いや、むしろ、私が消費財、
消耗品。
それはそれで、大事な役割だと
割り切ればいいんだろうけど。
どうせ消耗品なら、
職場の若手みたいに
権利消費して
あとは野となれ山となれ、
で会社を去ったほうが、
幸せだったのかもね。
私にしかできない仕事
親の世話にならずに
暮らせるようになった頃や
この仕事は私にしかできない！
と思えてた頃は、
仕事そのものを
楽しいと思えていたんだけどなぁ。
本当は、
もっとやりたい仕事があるのかな…
私にしかできない仕事に
本気で取り組みたいのかな…
私の役割って、何なんだろうな…
自分の心の声に、
耳を澄ませよう。
より深く自分を掘り下げるために
もう一枚、白い紙を追加する。
続きます！
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