勉強中の問題行動のお話の続きです。
叱らない対応に関する誤解
叱らない対応は、短期的効果がわかりやすいので、取り入れる方も多いと思います。
ただし長期的には、慎重なバランス調整が必要であることを意識しましょう。
徹底して叱らずに育てると、かえってデメリットが大きくなります。
「ひたすら叱らない、ひたすら認める」という対応を一生徹底できればいいのですが、
その環境は、一般家庭では実現不可能です。
※一説によると、その子の環境整備に2億~15億使えるならば可能だとか…。
叱らないことより、いつ、なにを、どう叱るか。そして本人がどう受け取り、どう処理するか
もしかして発達障害(グレーゾーン)、の子は、親がどんなに自己肯定感をほんわかほんわか育てても、必ずと言っていいほど、どこかで叱られます。
叱られること、嫌われることを、避けようとしても避けられません。
これを踏まえずに闇雲に「叱らない子育て」をした場合、デメリットが大きくなります。
前回お伝えした、叱らない指導方法における最大のデメリットは、2つあります。
・叱られ立ち直る経験の不足により打たれ弱くなること
・優しい人に強く依存する(つけこむ)ようになること
です。
個人差はありますが、小さな勘違いでも、時間と共に大きな歪みとなります。
良いとされることであっても、
メリットだけでなく、デメリットも意識してバランスを!
叱る、叱らない、効果を最大にするためのバランスの取り方をご紹介します。
当研究所がおすすめするのは「リラックスしやすいときに厳しくする」です。
宿題は、ゴロゴロ寝たままやっても、時間効率が許せば構いません。
テレビを見せている時や、任天堂switchをしていいとき、おやつのときこそ、背筋を伸ばせ!足をそろえろ!と言うのです。
変な関わり方だと思いますか?ええ、私もそう思います(笑)
向き不向きはありますが、精神年齢が幼稚園~低学年のときまでならば導入しやすいでしょう。
学力を伸ばしたい、きれいな姿勢も身に付けさせたいと思うなら、試す価値があるでしょう。知らんけど。