GS特訓ね…。
超発展問題を前にして、そのものを解けるようにしなきゃ!!!と意気込んで親子でボロ雑巾になってない?
親子で削り合う地獄
親「ちょっと!サピの復習しなさい!」
子「えー無理!わかんないんだもん!」
親「は?習ってきたんでしょ?!忘れる前にやりなさい!*1」
子「忘れたんじゃないよ、わかんないの!」
親「わかんないなら質問教室行きなさいよ!」
子「質問教室は行きたくない!*2
この問題は解説されなかった!」
親「解説されないってことは解けて当たり前ってことでしょ!」*3
子「ちがーーーうなんにもわかってないくせに!解説してよ!どうせ解けないから嫌なんでしょ!」
親「うるさい!!!嫌なら受験やめろ!!!」
子「うわぁぁぁぁん」
毎年の風物詩だよ。
大金払って親子バトルばかりなんて、めんどくさいこと繰り返すのやめよう。
うちの戦略みたいに、地獄もトラウマもいつか笑い話に昇華させる戦略ならいいけど…。中学以降も聞く耳持たせておくためにも、親子の心身の健康のためにも、そんなんでバトらなくていいよ。
よくあるのが、お子さんが復習が必要と思っている問題は、初出に近い難問であり、確かに親御さんでもかなりモヤモヤする問題のことなのよね。
でも、それってさ、なんていうんだろう、加点問題でしょ。優先順位低いよ。神々のおやつだから。
本当に手当てすべきは、できたらすごい加点問題ではなく、できて当たり前(減点方式)なのに落とした一行問題とかなの。
算数なら、過去の基礎トレレベルや基礎力定着テストレベルを徹底的にやるというかたちでの復習なの。
サピ校舎長が私に語ったGSの意味
サピックスの先生たち、すごくすごく一生懸命対策問題作っていらっしゃいます。
でも、
「あんま意味ない」
ともおっしゃいます。
ぶっちゃけ神々の遊びなんだよな。
今の時点でばんばん解ける子はほっといても受かる。その子達を除いた95%は、歯が立つ立たない以前の基礎をやれ!
GS特訓の教材は、神々の暇つぶしのためと、ちょーどあれがいい刺激になるごくわずかの子のためであって、親子ボロボロになりながらやるべきもんではない。
ましてや睡眠削るなど言語道断。
「出来るようにならないと離される!」
みたいな悲壮な思い込みがありながら定着できない、って状態なら、メリットよりダメージが圧倒的に大。
こんなこと書いたら嫌われそうだけど…
やったこと忘れちゃうからその偏差値なんでしょ…?
「GS問題プリントはエキシビション」
「GS特訓は親御さんのレスパイト」
ぐらいの認識で、基礎固めしてみ??(先生方、作問者さんたち、マジでゴメン…)。
そのほーが、ほとんどの子にとって、結果にも、将来の安定感にもつながります。あ、もちろん例外はたくさんあるから相談してね。
なんでそんなこと言うかって?
GSとかSSの志望校別ってコトバ、みんな大好きだよね。
純粋な志望校別の対策って、要するに、その学校の個性が出る問題なんだよね。
それってまあ楽しいし、解きたくなるわけなんだ。
けど、超発展問題や奇問だったりするわけよ。
入学してみたら解けてた人ごく少数派じゃん、みたいなね………。
過去問とGSプリントの違い
過去問の解法は、すでにサピックスのカリキュラムに練り込まれている。
一方、GSプリントの応用問題は、初出、初見になるように作問されてる。
本番で、完全初出の問題を解いてても時間足りなくならないのはマジで神々の領域。
あっぷあっぷ勢や手負いの者は、安易にさわるな危険…。
特色問題はおやつ
超難問がどんな基本的解法の組み合わせになってるかとか、基本的解法の使いこなし方具合を見るとか、ニーズによってはいい教材だけど、うーん。
振り回されすぎ注意!
飛ばして、計算ミスとか、読み飛ばしとか、国語なら筋が通るかレベル、設問に合わせた語尾で答えられてるかレベルの見直ししたほうが…って
…って、親御さんが言っても聞かないと思うんだよね〜〜やっぱ、特色問題って、当所界隈の子たちにとっては楽しいんだよね〜。
チャレンジ問題でもらえる脳汁に依存させちゃうと、「減点方式」の基礎問題なんかしゃらくさくなっちゃうからねー、難問解けちゃう子ほど、気を付けなきゃね。
減点方式で見られちゃうレベルの課題が大嫌いな発達障害グレーゾーン児にどーやってやらせるかって?そう、そこよ、そこ!おばちゃんと戦略考えていこう。*4
はいみなさんご唱和ください!
「GS特訓は!エキシビション!」
「GS特訓は!親のレスパイト(休息)!」
「GS特訓は!暇を持て余した神々の遊び!」
読んでくださりありがとうございました!続きます!!
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