仮説
「普通の子育てをしてきた」
「我が子、集団適応上の不具合あり」
いずれも真だとしましょう。
この2つの事象から導き出される仮説は、何でしょう。
生まれつき、ですか?
なるほど、そうかもしれません。
では、生まれつきの障害さえどうにかできれば、問題が解決するのでしょうか?
偏りが生まれつきかどうかわかる人はほぼゼロ
「生まれつきの不具合により、不適応を起こしやすい」
ということで、発達障害という言葉が設定されたのは確かです。
実際の診断となりますと、生まれつきかどうかを判断できるほど材料がない。
でも、診断は、つく。
これ、どうなんでしょうかね?
私たちの研究所でも、おそらく児童精神科医でも、発達心理のプロでも、応用行動分析のプロでも、
全ての発達障害児について、生まれた時点の不具合そのままと思っているわけではないんじゃないかと思います。
続きます。
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