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もしかして発達グレー研究所~凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

なじめない、生きにくい。そんな子達の青い鳥ドコー?志村!後ろ後ろ!

偏差値と学校の不都合な真実〜中高一貫校の偏差値のこと、どこまでわかっていますか?

新年度の偏差値表を見ていました。

安定のトップオブトップ横綱から、大関、関脇、小結、前頭。十両。幕下三段目序二段序ノ口。
…今までは、情報を各自で確かめる手段をもっていただく目的で、学校名を具体的に表示することが多かったのですが、不特定多数の方の目に触れる場所であるということを思い出し(遅い)、あえて具体的に書かないでおきます。


中下位の番付は頻繁に入れ替わります。


偏差値…皆様どれぐらいご存知ですか?

ご家庭によってあまりにも理解力の度合いが異なるせいなのか…?塾では、その数値がなぜついているかについては、敢えてほとんど触れません。

実際、各塾各学校がひた隠す(でもないか?)偏差値のからくりを知った上で個々の学校について戦略を組むより、お子さんの学力を上げた方が、ご家庭のためにも、塾の偏差値の信頼性を維持するためにも、良いからだと思います。

数字にこだわるASDですと、偏差値について中途半端にたくさんの情報を与えると、疑念を持ち始め、勉強のモチベーションを保ちにくくなる可能性もあります。多数派の方は偏差値について詳しい詳しく説明したところで、で?結局どうすりゃいーの?ということしか興味がないようです(笑)。よって、あえて触れない塾の戦略は合理的だなとおばちゃんも思います。

多くの場合、各家庭で各家庭のインテリジェンスに合わせて理解しておけばそれでぜんぜんかまいません。保護者会で触れることはありますが、偏差値の危うさや出し方の機微については踏み込みきれず、ふんわりした情報提供に止めているのが通例でしょう。多分それで基本的に問題ないからだと思います。


しかしおばちゃんはとっても変な人なので、もっと踏み込みたくていろいろ情報を集めました。おばちゃん以外にも、もっと踏み込みたい人がいらっしゃるだろうと思い、かき集めた情報に与太話と妄想を含めて、書いて参ります。全体的には情報というよりは与太話としてお受取りください。

偏差値についてどうも腑に落ちていない方が考えるヒントとなれば良いかなと思います。

ナマモノを敢えて数学的に処理するということ

偏差値の出し方と言うと、理数教育を受けられた保護者の方はすぐに、ああ、あの算出式ね、と頭に思い浮かべられるでしょう。

当ブログの保護者の方々は、教育への関心が高く、探究心のある方が多いので、Wikipedia などをご参照になり、偏差値算出式や、ばらつきと所在を数値化したものであること等、数学における偏差値についてお調べになったこともあるかと思います。[*1


しかし、例えば、工業製品であるサイコロの目の出方からカジノ向け商品として妥当かどうかを判断する際に用いる偏差と、入試関連の偏差値は、役割も意味も異なります。

このことは、数学の入門書やWikipedia、あるいは塾の案内には書かれていません。

偏差値の可能性と脆弱性

結論から申し上げますと、偏差値は、そのテスト時点における学力を測る一つの指標として、ある程度信頼すべきだと私は思っています。しかし一方で、生身の子供の能力を、ひとつの数値で表現できるわけがないけどね、という観点も合わせて持って頂きたいのです。

*2

塾は、
・生身の人間が作為的に作った問題を
・それぞれ作為的に訓練を積んだ生身の子供が
・様々な因子に揺さぶられながら解いたときの点数
を元に、平均点と標準偏差を導き出し、個人偏差値を算出しています。作問、個性、状況、それぞれ変数が多いのです。

この平均点と標準偏差、それから科目による出題方法の性質の違い等により、偏差値はデザインされます。
当然、すべての変数が加味されるわけもなく、偏差値に学力が表されやすい子と表されにくい子が出てきます。

算数ができれば偏差値が上がる?

中学受験の一般論としては、算数のテストはあとの3科目に比べて難度調整がしやすいと言われています。

あとの3科目だけだと団子になりがちな受験生をどうにか点数で合否を判断すべく、分布させようとしますと、算数でビリ層とトップ層の差が開くように問題を作ります。よく算数は差がつきやすいと言いますが、逆ね。差がつくように問題出せるのが算数なんですってよ。「明らか」な問題しか出せないと考える従来の作問マインドでは、算数以外の科目では難度調整を行いにくいの。だから算数で差がつくように作問しているんっす。算数が得意だと高い偏差値になりやすく、算数が不得意だと偏差値が高くなりにくくなります。そうなるよーに作ってあるのよん。

ある学校群においては、今でも算数が得意な子を高く評価します。個体の偏差値と学校偏差値の関連性はある程度高いと認められます。
得点順に採るのが受験生に対する誠意だという強い信念がある学校(即ち先生やOBもASD傾向を持っているなど凸凹っ子の育ち方を俯瞰してきた学校)、それから、入試を変えると合格する生徒の性格が変わるという認識を持ち得ない学校(入試対策教員がおっとりしている?)においては、当分この傾向で行くと思います。具体的な学校名はご相談ください。


しかし、ある学校群においては、育成のしにくい子を入試問題によって弁別し、避ける傾向が明らかになってきています。またその技術もどんどん高まりをみせています。
*3


従来型、つまり差がつく科目で点を稼げば穴やムラがあっても合格する入試の合否は、4科目合計偏差値で判定することがある程度容易でした。
また、単元ごとにムラがあるのであればその単元さえ出なければ!と言ったギャンブル的なチャンスがありました。

このように、従来型のテストでは発達凸凹の成績凸凹の子にも等しくチャンスがあったのに、現在一部の人気校を中心にこの傾向が大きく変わってきているのです。


これ、どういうことなのでしょう?次回謎解きしていきます。お楽しみに!
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読んで下さりありがとうございました。

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*1:偏差値 - Wikipedia

*2:年収身長学歴年齢スリーサイズ骨密度といった数値によって人柄や相性、筋肉量を測りきれないように、たった4科目の総合偏差値でその子の能力と学校のニーズを判断することはできません。 もちろん学歴年収にはある程度の頑張りやさんぶりかお家柄が反映されているとみなすことに一定の合理性はあります。が、数値化されたものはどうしてもASD風味の方の目線を集めやすく、無駄に関心が高まるため、本質を見極め選択する際、無意識のうちに、揺さぶりノイズとなることさえあります。

*3:かつては入試問題作成の技術は各校で醸成され門外不出に近いものであったのが近年学校コンサルティング利用が普及したことで、情報の集積が効率よく行われるようになり、入試問題の移り変わりが激しくなっているかんじー


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