【学校編1】サルでもわかる学校コンサルティング〜偏差値の急上昇クライシス - もしかして発達グレー研究所～凸凹ハートの幸せを考えるブログ by QOLT

サルでもわかる魅力の提示
作問で学校偏差値を上げる
浮動票にはスキマが効く！
- おなかと時間のスキマ
- 心のスキマ

偏差値が急に上がるとは、どういうことなのでしょうか。
【お子さん編】はカンニングすることだけでなくされることの可能性を踏まえ、受験期に不可欠なメンタルの整え方にも言及しました。
noudeka.com
に続き【学校編】お伝えします。復習部分も含みます。

当所はご利用者さんからは絶大な人気で、おかげさまでリピーターさん率9割超えてるのですが、お付き合いのない方からは批判的・攻撃的なご連絡をしばしば頂いておりちょっと疲れています。
ブログ記事はすべてただのおばちゃんの与太話です。どうか、くれぐれも、ネタとしてご利用ください。

ネタから考えて、気付いてほしい。おばちゃんは「騙された、知らなかった」って思う人をとにかく減らしたい。小学校受験も中学受験も療育も放課後等デイサービスも、功罪わかってて使う分にはいいけど、媒体は広告で成り立ってるから、ライバル業界が広告しまくらない限り、闇を知る機会が少なすぎる。
夜なべして書いて1記事0円の弱小ブログだけど、どこかの誰かに届きますようにーって祈りながら書いてます。

サルでもわかる魅力の提示

お子さんの偏差値は生データです。ところが、学校偏差値は純粋な生データではないようです。

塾の意図がどれぐらい混ざっているのかは、おばちゃんにもわかりません。

受験者が急増急減しても偏差値バク上げバク下げとはなりにくいことなど考えますと、実測上の学校の合格率80%偏差値と、発表される学校偏差値、違うこともあるはず(過去データ見ればわかるんだけど老眼で…涙)。

それでも急上昇が起きたとしたら、誘因は「学校経営側の操作」だと睨んでいます。

学校偏差値*1急上昇は多くの場合「わかりやすい魅力が、受験校選定中の中学受験生に提示されること」によって起きます。

少子化時代の学校経営。改革を試みる中高一貫校では、学校偏差値を操作するべく、様々な作為的行為を行うのが当たり前となりつつあります。

高い80%偏差値の学校だからといって中身が高品質とは限らないのですが、高偏差値の子や、学歴ポテンシャルの高い親子を吸い寄せる誘蛾灯のような機能がありましてな。学校の経営を改善するために考慮される最大のポイントです。

高い学校偏差値で表に載れば、大学進学実績は、たとえ学校内がどんなにひどい有様でもそれなりに上がっていく、みたいな傾向が歴史上確認されています。子供は学校のみにて成長するに非ず〜。

作問で学校偏差値を上げる

入試問題はラブレター、よく言われますが、夢見すぎです。少子化で私学は戦国時代。ワナが仕掛けられてるラブレターとか、ラブレターの返事書いたら不合格って返ってくるとか、ラブレターもらうのに25000円かかるとか……中受界隈のラブレター、破滅的すぎるyo！

入試問題はだね、良く言えば知恵比べ。擦れっ枯らしのおばちゃんがたとえるなら、魚を獲るための仕掛け。竿を垂らす場所を変えれば。仕掛けを変えれば。付けるエサを変えれば。あるいはコマセの質を上げ、網の目の粗さを変えれば。かかる獲物は変わってきます。

上手な漁師(学校)は、とりたい魚に合わせて工夫をします。漁師(学校)によっては釣った魚を大切にします。そのタイプの漁師(学校)は、学校偏差値が急激に上がるということはあまりありません。良いものは良いんで。評価が安定するわけよ。

本当に一人ひとりの人生を大切にしていると、打ち上げ花火みたいな艶やかな大学合格実績は出ないんですよ、親でもそうでしょ、子供はトロフィーじゃない、本当の幸せって何だろう、と思ったら、ある程度のところまで夢見た後は、地に足つけた進路を考えるよね。学校もそうなんじゃないのかな。

しつこいぐらい復習スパイラル挟むので、既読の方は次へ進んでね。[:contents]

学校偏差値の目標値はいろいろですが、偏差値を50前後に、または5-10ポイントupを目指します。
受験料収入を増やすべく、様々な作為を行います。その一つとして、受験生における「上の下あたり」の偏差値をもった子をわざと叩き落として、80%偏差値を高く操作し、実際の入学ボリューム層の偏差値と著しく乖離させることで、チャレンジ層の出願数を確保する手法が一般化しとりますな。
こーいうのは、80%偏差値に届いていても叩き落とされる覚悟がないと受けてはいけない学校ということになります。詳しくは別の記事に書きました。
noudeka.com

浮動票にはスキマが効く！

大学合格実績がアピールできる域に至っておらず、高偏差値の子や学歴ポテンシャルの高い親子に受けに来てもらえない…つまりイケてる魚が寄り付かないところで経営している学校もあります。

そんな時には、スキマです。コンサルは隙間を狙います。

おなかの隙間と、入試の隙間と、心のスキマね。

実は、東京の中学受験保護者の財布からカネ引っ張るのに一番手っ取り早いのは、お昼ご飯問題の解決を匂わせることと、入試を午後含めて細切れに行うことなんです。
唯一の6年間過ごす学校として選ばれるほど魅力はなくても、羊頭狗肉で受験料集めて短期的に儲けて立て直すことはできます。
また、御三家ゾーンしか考えてないようなウルトラガチ勢を除けば、子育ての手を抜きたい人のほうがずっと多いです。

おなかと時間のスキマ

【お昼ごはん問題】
結構根が深くて…これはまた別途書かないといけないな。食堂はあっても陽キャじゃないと使えない雰囲気とか、高校生がたむろってるとかまでわかってますか？その上で食堂有無で絞り込んでます？

難関では親もヤル気あるみたいで、お弁当必須でも人集まりますが、いわゆる標準校〜中堅校は、小綺麗な食堂あるとあら不思議。~~無駄に~~学校偏差値高くなってて、中身の割に受かりにくい、みたいなことが起きてます。

【細切れ入試】
これは一様ではありません。わかる人にはきちんと解ける、正統派の問題を出して、順当に合格を出そうと努力する学校もありますし、塾の先生たちがもやっとするようなトリッキーな出題で、主に安全校として受けに来る上位受験生を
「翻弄し叩き落とすことで80%合格偏差値を上げにかかってるフェイズの学校」
もあります。

後者の学校は、羊頭狗肉ディスプレイがうまいです。鋭意気をつけるように。中学受験よくわかってない親子は、校風やカリキュラム、独自性先進性で選んだつもりで、羊頭狗肉校ばかり受けてしまうし、そういう学校は滑り止めとして機能しないこともご存知ないから、おばちゃん心配で心配で…。

あ、羊頭狗肉校を受けるなら知ってて受けてね、ってことね。学校が憎まれ役を務めてるから生徒が奮起する、って現象もあるんです。教育方法、存在意義、様々です。